【ニュース】全柔連、「所属派遣」の権利を最大年2回に拡大

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これまで強化選手に年1回認められて来た国際大会における所謂「所属派遣」(自費派遣)の権利が拡大されることになった。

山田利彦強化委員長
山田利彦強化委員長

全日本柔道連盟の山田利彦強化委員長が、15日の全日本強化合宿の際に発表した。ワールドツアーを含む国際大会の実施数増加や、円高による派遣コストの増大、五輪を目指す「選択と集中」の中でトップグループに偏りがちな派遣機会の門戸を広げることを狙った。

現在の「1回」に加えて、全日本柔道連盟強化委員会が一定水準を満たすと認めた選手に「プラス1回」の、最大年2回の派遣を認める。後者については、代表争いの参考になる「国内ポイント」も加算する。

既に、4月の全日本選抜柔道体重別選手権100kg級を制した笠井雄太(豊田通商)がこの権利を行使し、8月のグランプリ・リマと9月のグランドスラム・ローザンヌの2大会に出場している。

シニア日本代表選手派遣における連盟の全額負担は、従来通り維持する。また、原則として代表派遣と「所属派遣」は同一大会で混在させない。

山田委員長は「強化費が大幅に減っているわけではないが、円の価値低下で、1回の海外派遣費用は従来の1.5倍以上。この中で『選択と集中』を行うと、代表選手以外の層になかなかチャンスが回ってこない。少しでも選手の機会を増やしたい」と説明。その上で、社会人・学生など選手の経済事情による公平性のバランスを考えて一定の規定(最大プラス1回)を設けたとした。また、まだアイデアベースとしながらも、学生柔道連盟と協力して学生王者を送り込むなどの可能性にも言及した。

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