予選ラウンド 10:30(日本時間13:30)
決勝ラウンド 17:00(日本時間20:00)
女子52kg級
武田亮子(コマツ) 2位
【1回戦】武田亮子○袈裟固(2:06)△アイダン・ヴァリエワ(アゼルバイジャン)
武田が左、ヴァリエワが右組みのケンカ四つ。武田が前に出ながら右袖釣込腰を軸に攻め、51秒、ヴァリエワに消極的試合姿勢の「指導」。1分28秒、武田は奥を持たれた状態から低い左大内刈で相手を伏せさせると、「ローリング」から縦四方固で抑え込む。これはすぐに足を絡まれ逃してしまうが、すぐに足を抜いて袈裟固で抑え込み、2分6秒「一本」。
【2回戦】武田亮子○GS技有・袈裟固(3:20)△ビシュレルト・ホルロードイ(アラブ首長国連邦)
武田が左、ビシュレルトが右組みのケンカ四つ。開始直後の18秒、武田が左大内刈を起点に場外に押し出し、ビシュレルトに場外の「指導」が与えられる。以降は互いに低い技を散発する膠着状態。ビシュレルトは奥を叩いての接近戦を志向するが、武田は担ぎ技を放ってそれを許さない。2分45秒、ビシュレルトに場外の「指導2」が追加される。本戦の終了間際には武田が「ローリング」から抑え込み掛ける場面が見られたが、ここはビシュレルトが耐え切り「待て」。勝負はGS延長戦へと持ち越される。延長戦でも大枠武田の有利は継続。GS3分20秒、「ローリング」からの袈裟固「一本」で勝利。
【準々決勝】武田亮子○袖釣込腰(1:08)△レオニー・ゴンザレス(フランス)
武田、ゴンザレスともに左組みの相四つ。武田はゴンザレスの釣り手を絞り落としながら担ぎ技を狙い、1分8秒、両袖の右袖釣込腰で引っこ抜き「一本」。
【準決勝】武田亮子○合技[背負投・肩固](2:01)△シタ・カダムボエワ(ウズベキスタン)
武田、カダムボエワともに左組みの相四つ。28秒、組み手争いからカダムボエワが思い切り良く左内股。そのまま左内股巻込に連絡すると武田は勢い良く体側から落ち、「技有」を失う。しかし武田は1分30秒に足を掛けての片襟の左背負投で「技有」を追い付くと、得意の「ローリング」から肩固で抑え込み、2分1秒に合技「一本」。武田が逆転勝ちで決勝進出を決めた。
【決勝】武田亮子△優勢[技有・谷落]○オデット・ジュッフリダ(イタリア)
武田、ジュッフリダともに左組みの相四つ。開始早々、ジュッフリダが右小内刈で大きく崩す。以降は互いに組み手の攻防からの掛け潰れを続ける形で試合が侵攻。ややジュッフリダ優位の展開で終盤までタイマーが進む。GS延長戦が見え始めた3:36秒、袖の絞り合いからジュッフリダが左大内刈。これは空振るが、立ち上がり際に武田が絞られた釣り手を切り離そうとすると、それに合わせて急加速して谷落に飛び込む。両手をまとめられる形になった武田は体側から畳に落ち「技有」。最早追い上げるだけの時間は残されておらず、このまま試合終了となった。
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