「全日本学生柔道Winter Challenge Tournament」と銘打った新たな大会が立ち上がる。開幕は3月23日、会場は天理大学体育学部キャンパス武道館柔道場。
学生柔道冬の風物詩「全国体育系学生柔道体重別選手権大会」を発展的に解消し、その趣旨を引き継ぐ形でリニューアル。文武のバランスに配慮した「全参加校にポスター発表を義務付け」、IJFワールドツアーを意識した「直前ドロー」「準々決勝レペチャージ」「ライブ配信実施」など、現場の感覚を生かした試みをふんだんに盛り込んだ、野心的な大会だ。
昨年はこの大会(旧・全国体育系大会)の入賞者から北條嘉人(81kg級3位・日本大)、植岡虎太郎(100kg級優勝・天理大2年)と2人の学生王者が誕生。100kg級3位の鈴木直登(東海大)は全日本ジュニアを制し、90kg級優勝の中西一生(国士舘大)と100kg超級3位の中村拓郎(金沢学院大)はなんと全日本柔道選手権出場の栄を得た。まさに学生柔道の登竜門と言える。装い新たとなった今年も有力選手が目白押し。エントリーリストには60kg級の福田大晟(筑波大)、66kg級の岸武蔵(東海大)、73kg級の市川晃次郎(東海大)と旭征哉(筑波大)、81kg級の杉村晃希(慶応大)、100kg級の福永夏生(明治大)、100kg超級の井上直弥(天理大)と下田雄太(東海大)ら、将来のスター候補がずらり並んだ。1次エントリー時点では7階級に実に計700名以上が申し込み。巨大大会の予感が漂う。
上水研一朗氏に聞く
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