階級の概況、有力選手・日本代表選手の紹介は「みどころ」をご参照ください。
(エントリー42名)
既報のとおり、大会直前に世界ランク1位のイリア・スラマニゼ(ジョージア)がエントリーをキャンセル。主役の一人が欠けることとなった。しかし、それでもメンバーの豪華さは変わらず世界大会レベル。ここで優勝すれば、五輪でも勝てるだけの力があること、そして圧の掛かる場面でも力を出せることが証明出来るはずだ。パリ五輪の日本代表を決する舞台としては、十分以上と言えるだろう。
日本代表は4人全員がシード枠から漏れているため、いずれの選手もベスト8以前に山場が設けられた。
飯田健太郎(旭化成)は、2回戦で長身パワーファイターのバットフヤグ・ゴンチグスレン(モンゴル)と対戦予定。柔道が大味ながら間合いを詰めての一発が強力なバットフヤグは、集中力の持続と危機管理が課題とされてきた飯田の力を試す恰好の相手だ。この試合に勝利すると、準々決勝では同じく投げ一発の威力で売るシャディー・エルナハス(カナダ)との対戦が濃厚。いずれの試合でも、いかに飯田が自分の距離を維持して戦えているかに注目したい。
スポンサーリンク