2024年IJFワールドツアー第2戦、グランドスラム・パリ大会が2日にアコーアリーナ・オブ・ベルシーで開幕。初日の女子は3階級が行われ、48kg級でシリーヌ・ブクリ、57kg級でファイザ・モクダと地元フランス勢が2階級を制した。52kg級はディストリア・クラスニキ(コソボ)が優勝した。
日本勢は優勝なし。48kg級の古賀若菜(山梨学院大4年)が2位、52kg級の大森生純(日本)が3位に入賞した。
文責:古田英毅
48kg級 ブクリ優勝、再び古賀若菜を破る
古賀若菜(山梨学院大4年)とシリーヌ・ブクリ(フランス)の2強が順当に決勝まで進んだ。
古賀はこの日も動き良し。2回戦はリン・チェンハオ(台湾)をGS延長戦57秒落差を効かせた袖釣込腰「一本」に屠り、3回戦はパワー派ツグジェ・ベデル(トルコ)を問題にせず、捨身技の潰れ際を初動早く崩袈裟固に捉えて1分26秒「一本」。エリカ・ラッソ(コロンビア)との準々決勝は1分8秒横四方固「一本」で勝ち抜けた。勝負どころとなったアッスンタ・スクット(イタリア)との準決勝は開始18秒に左体落を谷落に切り返されて意外な「技有」を失ったが、淡々と相手を追い詰めてまず「指導」1つを確保。左大内刈に左小外刈と放って相手の右側に意識を逸らすと、1分9秒巧みな回り込みから左大外刈一発、「一本」で勝負を決めた。
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