【ニュース】髙市未来が現役引退、「幸せな現役生活でした」

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髙市未来(写真は2023年12月グランドスラム東京時)

リオ・東京・パリと女子63kg級で3大会連続で五輪日本代表を務めた髙市未来が、現役引退を表明した。30日に所属のコマツが発表した。

髙市は小学・中学と全国優勝し、中学3年時には世界カデも制して、若年カテゴリ時代から将来の日本のエースとして期待を集めた逸材。淑徳高2年時の金鷲旗大会で膝に大怪我を負って一時キャリアが停滞したが、高校3年の冬からシニアの国際大会に進出、2013年2月のヨーロッパオープン・ソフィアで早くもシニア国際大会初優勝。コマツ入社後は五輪3大会連続出場のほか、2018年バクー、2019年東京と世界選手権でも2年連続銀メダルを獲得し、長くトップ選手として日本の63kg級を引っ張り続けた。

今後は所属のコーチに就任し、指導者の道に進む。

髙市のコメント全文は下記。

髙市未来選手のコメント

この度、現役選手を引退することになりました。
8歳から高尾警察署で柔道を始め、相武館吉田道場、相原中学校、淑徳高校で、柔道の素晴らしさ、楽しさを教えていただきました。コマツに入社後は、世界で戦う厳しさ、逆に世界の舞台で戦うことの素晴らしさを感じることができました。
ここまでご指導・応援し支えてくださった皆さまには心から感謝しています。「柔道は1人ではできない」と、子供の頃から、常に柔道への感謝、周りの方への感謝を忘れずに取り組むよう教わってきました。私の現役生活は、関わってくださった皆さまのおかげで、大好きな柔道を通して、素晴らしい経験をし、彩り豊かなものにすることができました。本当に幸せな現役生活でした。今後は指導者の道に進みます。ここまで経験してきたことを活かしつつ、これからは多くのことを学び、柔道界、世の中に少しでも貢献できるよう、より一層努力していきたいと思います。

2019年東京世界選手権で銀メダル。写真は決勝後、健闘を称え合う髙市とクラリス・アグベニュー

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