【速報レポート】日本勢3階級を制す、近藤美月・大森生純・嘉重春樺いずれも強敵に快勝/グランドスラム・パリ2025第1日女子(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)

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文責:古田英毅

決勝、大森生純が足車を晒しておいての大内刈で藤城心を崩す

2025年IJFワールドツアー第1戦、グランドスラム・パリが1日にアコーアリーナ・オブ・ベルシーで開幕。初日の女子は4階級が行われ、3階級を日本勢が制した。

52kg級はマークを跳ねのけて大森生純(JR東日本)が優勝。グランドスラム東京に続く2大会連続、4度目のワールドツアー大会制覇を果たした。対戦相手は初戦から決勝まで強敵ばかりだったが、得意の右足車を軸に、掛け、警戒させて裏を取り、そして寝技で攻めてとグランドスラム東京大会に続いて柔道の「幅」の広さを見せつけた。2回戦はアストリード・ネト(フランス)をGS延長戦49秒の横四方固「有効」、準々決勝は上り調子のアリアネ・トロ=ソレル(スペイン)を片襟の右足車「技あり」による優勢で退けてベスト4入り。山場の準決勝は過去1勝1敗のパリ五輪銀メダリスト、ディストリア・クラスニキ(コソボ)とマッチアップ。開始早々クラスニキの大内刈掛け潰れに食いつくと、相手の頭側から肩と脚を両手で抱えて自ら1回転。レスリングの「クレイドル」様の技術でひっくり返し、僅か1分19秒崩上四方固「一本」で勝負を決めた。

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