取材・文:古田英毅・eJudo編集部
写真:乾晋也・高野宏治・知念駿太

ジュニア(20歳以下)カテゴリで柔道日本一を争う全日本ジュニア柔道体重別選手権大会、最終日の14日は男子7階級の競技が行われた。
人材揃った60kg級は、佐藤星衣(明治大2年)が初めて制した。初戦(2回戦)を僅か14秒の一本背負投「一本」で終えると、ここからは強豪と連戦。今年のインターハイ王者古賀龍之介(南筑高2年)との準々決勝は相手の驚異的な身体能力に何度もぎりぎりで回避されながらも背負投、小内刈、抱分とポイント級の技を打ち込み続け、GS延長戦2分33秒「指導3」で押し切った。準決勝は同学年の高校選手権王者で今年の全日本学生柔道 Winter Challenge Tournamentを制している田窪剛共(筑波大2年)とマッチアップ。この試合は相手の左内股が「立ち姿勢から危険な形で関節を極めたことによる」と判断され、ダイレクト反則負けが宣されて僅か27秒で終了。意外な形で大一番を制することとなった。
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