【ニュース】熱戦16分18秒、代表戦で村尾三四郎が斉藤立を破る／2022年度全日本学生柔道優勝大会(男子71回)

取材：eJudo編集部
Photo: Inui Shinya / Henmi Masaya

26日に日本武道館で行われた全日本学生柔道優勝大会、男子は東海大が決勝で国士舘大を破って6大会連続26度目の優勝。決勝、代表戦で勝負を決めたのは、昨年のブダペスト世界選手権で90kg級日本代表を務めた主将・村尾三四郎だった。

相手は全日本柔道選手権を制したばかり、10月の世界選手権100kg超級代表の斉藤立。「最後は代表戦で斉藤で勝てばいい」、国士舘大が優勝候補の最右翼に押されていた所以の、今大会最大の大駒である。

実に75キロの体重差、実績、さらに相四つという圧をまともに受けやすい関係、そして大将戦の残り8秒で追いついての代表戦へとやって来た勢いと、名将・上水研一朗監督をして「(村尾)三四郎に賭けたが、あきらめの気持ちのほうが強かった」という、誰が見ても勝ち目の薄い試合だったが、村尾はあきらめない。