第4回「東海大相模でメシを食え!」/【短期集中&不定期連載】「高校生はメシを食え!」

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「東海大相模高校でメシを食え!」/【短期集中&不定期連載】「高校生はメシを食え!」

運動部員の「食」の実態とそのあるべき形を探るべく、「きちんと食わせている学校」の寮メシを紹介せんとするこの企画。前回の国士舘高校訪問の翌日、引き続いては神奈川県・東海大相模高校を訪ねることとなった。卒業生には山下泰裕氏に始まり、井上康生氏や羽賀龍之介氏、髙藤直寿氏、橋本壮市氏、王子谷剛志氏とレジェンドたちが綺羅星のごとく名を連ねる、柔道界きっての超名門校である。

前々回の松本恵先生の教えによると、食事をしっかり摂れるかどうかはそもそも練習の段階で決定づけられるという。3食密着が我々のミッションであり、となれば必然的に朝食前の練習も見逃すわけにはいかない。6時からの朝トレを見せていただくべく、5:50に校門前にお邪魔する。

場所は神奈川県・相模原市。今回のいわば主役であるeJudoの刺客、体重150キロ(聞き取りの結果、実相に合わせて今回から10キロ増やしました)のフードファイター小林大悟は宿泊地(新宿)の距離限界でやや遅れ、ここはわたくし編集長古田が先行。学校に着くと、我々の同郷・秋田県の星である伊藤志竜選手が出迎えてくださいました。私のでっかい荷物を「お持ちします」とスイと持ち上げてノシノシ歩き始める様が実に頼もしい。まさに「気は優しくて力持ち」。中身がミチミチの魚(鯖缶)と果物(みかん)であることに勝手に金太郎感を感じ、「伊藤君も神奈川の子になったなあ」などと得手勝手な満足感を覚えつつ、雨上がりのグラウンドへ。水落健太監督に挨拶などさせて頂いておりますと、ほどなく150キロ小林の到着と相成りました。ここからはしばし、彼に任せます。

伊藤志竜選手が出迎えてくださいました

※取材は2025(令和7)年6月25日に行われました。

【朝トレ】6:00

皆さまこんにちは。eJudo編集部の小林大悟です。古田英毅編集長たってのご指名で、この企画では毎回強豪校の高校生と3食をともにさせていただいております。直前に行われた世界選手権期間の座りっぱなし、手を伸ばせばそこに欲しいものがある惑星ソラリス状態を経て現在は人生最重量。編集長は私を「140キロ小林」と呼称していましたがいまやもう少しビッグな男となり、二つ名も「150キロ小林」と改称せざるを得なくなってしまいました。日常生活にも動悸、息切れ(目眩はまだ)などさまざま支障が出始め、もはやこれまでとダイエットを決意した、まさにその瞬間に下った「高校生と同じだけの飯を食え」ミッション。私も付き合いが長いですからどうも何かありそうだと一抹何か予感はしておりましたが、この間の悪さ、いやタイミングの良さはさすが古田さんだなとすべてを諦め、一生懸命食べさせていただく覚悟を決めたのでした。宜しくお願いいたします。

前日の国士舘高校訪問の際、おろしたてのサンダルで足の皮がやられて歩行不能となり、タクシーで梅が丘駅まで送りとどけられた顛末は前回のルポの通りであります。本日は抜かりなく足をテーピングでガチガチに固め、そして古田編集長の厳命で徒歩区間の移動にはタクシーを使わせていただき、ぶじ何度も文章ではその名を書いている名門校・東海大相模高校に初上陸を果たしたのでした。

ストレッチしてラントレに備える選手たち。背後の建物が寮。

校舎のたたずまいはカチっと「学校」。私たちが持つ伝統的なスポーツ強豪校のイメージにバッチリ嵌ります。アーバンな雰囲気でキャンパス風だった国士舘高校とは少々趣が違い、これならば東北出身の私も気遅れせずに闊歩出来るというもの。校舎の間の広い通りを歩き、照明施設完備のグラウンド脇を抜け、ほどなく柔道部の朝トレに合流することが出来ました。

<6/25 東海大相模高校朝トレ>

6:00 グラウンド1周ジョグ・柔軟体操
6:05 グラウンドラン4周(100kg超級選手は3周) 
※ハイペース、タイム計測、ラストの直線はダッシュ
6:15 階段ダッシュ 約120段×5本 
6:40 アジリティ (反復横跳び、段差昇降 ほか) or 坂道ダッシュ
6:50 柔軟体操

ラントレ、スタート

グラウンドラン以降のメニューは中量級以下と重量級組で分かれており、私たちが見せていただいたのは重量級組。軽いクラスの選手はこの日ウエイトトレなど。彼らが階段ダッシュをやる場合は10本をこなすそうです。

グラウンドは1周350メートル。タイムと負荷を計算し、「4分+GS」を想定してメニューを組んでいるとのこと。当たり前ですが、皆緩みがない。重量級選手のラストスパートはまさにド迫力です。

階段ダッシュは校舎の階段を利用。登りでダッシュ、降りで息を整えて5セットを繰り返します。井上大智選手と松林清将選手のタフさ、また1年生で入ったばかりながら必死で食らいつく下地琉仁選手の根性がひときわ印象的でした。私であれば間違いなく泣き出しながら嘔吐、膝は開放骨折に近い状態まで追い込まれるはずです。

概ね7時にメニュー終了。シャワーなどしばしの休憩を経て、8時から朝食が始まります。

伊藤志竜選手の脚が逞しい!
伊藤志竜選手の脚が逞しい!
井上大智選手のラストスパート
井上大智選手のラストスパート
階段ダッシュ。松林清将選手のパワフルな登攀に打たれました。
階段ダッシュ。松林清将選手のパワフルな登攀に打たれました。
反復横跳び
反復横跳び
訓示を経て解散となります

【朝食】 7:50

グラウンドの横に寮があり、隣接する校舎の地下に学生食堂があります。この一角に寮生が集い、朝・昼・夜とご飯を食べることになるわけです。柔道部員は29名、うち寮生が25名で通いが4名。エースの井上大智選手は近隣に自宅がありますが、3月の高校選手権で敗れたことをきっかけに「まだ出来ることがある」と3年進級と同時に入寮を希望。彼のみならず、部員の立ち振る舞いからは悲願の全国制覇に手が掛かるチームの熱量が、そこかしこから感じられます。

カルテ作成に協力くださった3人。左から諸橋琥太郎選手、下地琉仁選手、井上大智選手。

前回と同じく、この企画では松本恵先生のご協力を得て、食事風景のそこかしこに「▶松本チェック」を頂くほか、1日の食生活の寸評(カルテ)も頂きます。今回は3年生の井上大智選手、2年生の諸橋琥太郎選手、1年生の下地琉仁選手の3人に協力を頂くことが出来ました。水落監督曰く、上級生の2人は食事も非常にまじめでストイック、1年生の下地君はすこし偏食の気があるが、「物凄く食べる」そうです。これは楽しみ。3人のカルテは、記事の最後に掲載します。こちらもぜひご覧ください。

この日の朝ごはん、基本セット。

<朝ごはん>

豚肉のピリ辛炒め
目玉焼き
しらす大根
サラダ
小松菜の味噌汁
海苔、納豆、ふりかけ

一日のスタートダッシュを決めるべく、朝食がボリューミーなのは国士舘と共通。しらす大根に海苔、納豆、ふりかけと米を食べるためのご飯のお供も充実しています。国士舘は夕飯レベルのバイキングでしたが、こちらはそれよりも朝食という趣が強いメニューです。メインの豚肉のピリ辛炒めは、やはり味付けは濃いめでこれもご飯が進みます。単体としては高校生らしい朝食メニュー、おかわりをしたい子はたくさん食べることが出来るという設計でした。もちろん、私はおかわりをしました。前日のフードファイトのダメージ(そもそもまだほぼ体内にあるはず)も抜けておらず、痩せねばならないのに、一体何をしているのか。そんなことを考えつつも、悲しいかな、私の体は食べることに適性があります。すべて美味しく平らげました。ターゲット選手である下地琉仁選手と同じ回数おかわりし、まずはミッション達成です。

ひとまず記念撮影。150キロ小林のターゲット選手は下地龍仁選手。同じだけ食べてもらいます。
大野凱吏
大野凱吏選手は超大盛ご飯のほか、納豆を5つ!「デイリータンパク質です!」とのこと。差し入れのみかんもしっかり食べます。

▶【松本チェック!】編集長差し入れのみかん!ありがたいですね。この日の朝食メニューはビタミンCの補給がちょっと少な目。みかんはちょうど良かったかと思います。

松林清将選手
朝もはよからファンタグレープをキメる松林清将選手。傍らにはサバ缶とみかんもあります。

▶【松本チェック!】あ!飲料を自分でチョイスできるなら、ビタミンC 不足を改善するために、ここで100%果汁ジュースなどにしてくれたら嬉しいです!

豪快に食べる井上大智選手
下地選手は当然おかわり。
小林も負けてはいられません
完食しました!
下膳システムも国士舘と同様。シャワーが出ててその先に水槽がある、アレです。

食事終わりて高校生は授業へ。私たちはしばし食堂を調査(単なる散策)します。
学食ですので、当然ながら一般学生用に「そば」「うどん」「ラーメン」「日替わり丼」などのメニューもあります。お昼ご飯など、足りないときにはプラスで食べることももちろん可能。自分たちが高校生だった時代を思い起こすに(※私は通い×弁当or学食、古田編集長は下宿×学食)、もちろんこれは存分に利用されることでしょう。菓子パンなどが売っている所謂「購買」も併設されており、これは朝の段階から利用できます。ちなみに私は弁当は午前中のうちに早弁として食べ終え、学食でラーメンを食べるわんぱくな高校生でした。今すぐ過去に戻って今の体を見せ、注意したい恐ろしい食生活です。

いわゆる「購買」

▶【松本チェック!】蒸しパンやあんぱん、カステラなどは補食としても良いアイテムかと思います。学校生活の中で手に入りやすい環境はありがたいですね!

食券販売機、右はドリンクやエネルギーゼリー。
メニューはこんな感じでした

午前中、私たちは駅前の喫茶店に移動して仕事。なにしろ終わったばかりの世界選手権のレポート書きが山積しております。仕事の手を緩めるわけにはいきません。編集長の全面支援体制のもとお茶やコーヒーなどは頼み放題、ただしすぐお昼ご飯が控えておりますので、おやつが食べられないのが辛いところ。口寂しいと意外とパフォーマンスが上がらないものです。一口甘いものがあれば全然違うのですが、しかし古田さんの監視の目もなかなか厳しく、ここはひたすら水分のみで過ごしてお昼の「バトル」に備えます。その古田さんはといえば「俺も食わないから」などとのたまいつつ、好きな珈琲を機械のようなペースで体に入れながら、目を三角にしてバリバリ書き続けています。世界選手権フル稼働直後なんだから少し休めばいいのにまったくついていけ、いや、さすがの集中力です。

【昼食】12:10

<お昼ごはん>

牛丼、けんちん汁

昼は時間も限られるためシンプル。昼食単体というよりも朝食と合わせて丁度良いバランスにしている印象です。とはいえ、タンパク質と炭水化物はしっかりと摂れる構成になっています。食べ足りない選手は学食の通常メニューを追加していました。もはやなぜここまで追い詰められているのかわからないですが、私は逆にチャンスとばかりに一人前だけ食べて胃腸を休めます。十分なボリュームのあるメニューを休息に用いる。もはやビールをチェイサーにウイスキーを飲むが如き所業です。それでも悲しいかな、濃いめの味付けに背中を押されてペロリでした。濃いめはすべてを解決するのです。メニューが分かっていれば、例えば生卵などをちょい足しで持ってきても良かったかもしれません。小林的には悔しいポイントでした。

お昼は牛丼。写真は井上選手スペシャルでマヨネーズが掛かっています。

▶【松本チェック!】マヨネーズはおいしいですけど、体重コントロール中には控えたい調味料。脂質とコレステロールが多いんですよね。よく考えて使いましょう!

楽しいお昼ご飯。一般生徒と同じ食堂内、このあたりが寮生エリア。
小林も食べます。生卵を持って来れば良かった。
古田英毅
編集長も頂きます
井上選手は始まったばかりの「冷やしうどん」をちょい足し。寮に財布を忘れて、伊藤選手が小銭を貸してあげておりました。
というわけで、冷やしうどん。

▶【松本チェック!】炭水化物をしっかり摂ってエネルギーを確保しなくてはならない、持久系競技の選手や練習量が多い柔道選手では、白飯だけでなく、定食メニューにプラスしてうどんやそばを付けると良いですね!学食システム、うまく使っています!

【高校生にメシを出す!「富士サービス」さんに聞く 】

株式会社フジサービス、佐野良治取締役部長

再び、しばし古田がお送りします。

私も小林もおいしいお昼を頂いて大変満足。ここで、東海大相模高校の「寮メシ」を担当しておられる株式会社フジサービスの取締役部長・佐野良治さんにお話をお聞きしました。安価に、安定して、大量の、そして旨い「寮メシ」を提供するのは、実はかなり大変な話。多くのチームがここで躓いてしまっています。ぜひその実態をお聞き出来ればというところ。今回は現場で調理に当たっている栄養士の畠中佑稀さんと霧島志穂さんにも同席頂きました。前回、前々回同様ここは私たちのお勉強パートです

私たちは、いったいどういう会社が「寮メシ」の差配をしてくれるのか、まずそこから知識がないわけですが、佐野部長、まずは富士サービスという会社について教えていただけませんか?

佐野 本社はこの学校から比較的近い、神奈川県平塚市にあります。学生食堂の運営やケータリングサービスなど様々行っておりまして、スポーツ選手や学生さん向けの食事提供はその軸のひとつですね。東海大学関係では大学硬式野球部の寮、湘南校舎の食堂で食事を提供させて頂いていて、あとは学内のコンビニ2店舗の経営にも入っています。高校では、ここ相模高校や静岡の翔洋高校の学生食堂、静岡翔洋さんでは女子野球部やサッカー部など各部の食事を担当させて頂いています。

寮メシ、学食を差配するというのは人・もの・お金とそれなりの規模が必要と思いますが、どのくらいの人が働いていらっしゃるのですか?

佐野 現在は正社員35名、パートさんやアルバイトスタッフを含めて約250名で運営しています。

「寮メシの経済学」

引き続きお三方に話を聞く。この企画は強豪校の寮メシ紹介を通じて栄養・食習慣を考えるものであるが、大きなミッションとしてすべての運動部学生に「きちんとメシを食わせる」ことがある。そのためには地上波情報番組や意識高い系雑誌の一隅を締める「こんなメニューが人気!」「この部の勝負メシはコレ!」「そこで勝つためには弊社のコレを!」というようなキラキラ広告記事の足し算情報ではカバーできない本音に迫らねばならないのである。建前ではイカン。リアルに行きたい。まず、保護者・指導者にとって気になるのは何と言ってもコスト。東海大相模高校柔道部の寮メシ、いくら払えば食べられるのでしょう

佐野 朝が630円、昼が590円、夜が830円。1か月、決まった食事回数すべてで5万8180円頂いております。

思った以上に安価!これにあれだけ大量の「お米」が入って来るとなると、家で食べさせるよりもむしろ経済的に感じます。結構、ここはチームによってかなり差が出てくるような皮膚感覚があるのですが、この質と量でこのお値段、もし「儲かりまっか?」と聞かれたら?

▶【松本チェック!】このお値段でご飯食べ放題!?など本当にサービス・努力していただいていると思います!

佐野 寮食であっても商売である以上はある程度利益を取らなければなりません。きちんとビジネスとしてやらせて頂いています。1年間で食べる金額、食べる回数が事前にわかるので、営業食と違って計算しやすい。これが強みですね。あと、お値段・ボリュームについては各学校の環境の違いが大きいのではと思います。

前回も似た話がありました。「環境の違い」、具体的には?

佐野 これは価格だけでなく「おいしさ」にも直結するのですが。学校のサポートがあるかないかでまったく事情が変わります。たとえば設備ですね。こちらであれば、調理場1つ取っても、スチームコンベクションがあったり良いフライヤーがあったり、非常に良い環境を準備していただいている。これは料理の良しあしを物凄く左右するんですね。同じ500円、600円を頂いても、私たちが原価と人件費と経費といったところまでで済まさせられる部分が、学校・業者さんによってはまず場所代を払ってさらに光熱費を払ってと、支出が多くなってしまう。そうするとどうしても食材に掛けるコストを削らなければならなくなるわけです。その点こちらは学校の環境面のサポートがしっかりありますので、他であれば例えば120グラムしかつけられないはずの鶏肉が200グラムつけられたりする。それは当然、選手の満足感に繋がりますよね。

調理設備の充実が料理の質・量に大きく影響。なるほど。これは保護者さんからはなかなか見えにくい部分ですね。「同じお金を払っているのに」と。

佐野 そうです。また、おいしく食べられるかということでは「食べる環境」が整備されているかどうかも大きい。たとえば空調がきちんと効いていると、それだけでご飯は劇的においしく感じられたりしますから。清潔できれいな食堂で、空調が効いた環境で食事をする。声掛けをする人もいる。こういうところは結構大事なのではないかと思います。

・・・なるほど。「強化」をしたいのであれば、単に指導者を呼んで来た、練習場所を確保した、選手を入れる枠を用意した、で終わりではないということがよくわかる。「食べさせる」インフラを整えないと「強化」にはなりえない。学校のサポートなく、手弁当でやろうとするなら当然無理が来るであろう。最終的には子どもがまともな食事を食べられなくなる。ここはすべてのチームに考えてもらいたいところである。当たり前だが、苦しい環境を乗り越えて限られた少数が競技者として成功したからといって、その不備が肯定されるものではない。

高校生が好きなメシ

小林もお勉強。畠中佑稀さんと霧島志穂さんに「高校生の好きなメシ」を聞く。

栄養士の霧島さんと畠中さん、お二人に高校生の「寮メシ」嗜好などお聞きしてみることにした。まず、気に掛けていること、家庭での食事との違いは?

霧島 そうですね。これは保護者の方からもリクエストでもあるのですが、育ち盛りでもあるのでご飯をたくさん食べられるようにと、味つけは、若干「濃いめ」です。あとは、大量に作るということで味つけの勘どころが変わってきますので、ここは経験なりのアレンジを加えているつもりです。

霧島さんは東海大相模に来られて12年とのこと。この間、時代の変化に沿って子どもたちの食べっぷりや態度、嗜好に変わったところはありますか?

霧島 皆さん、昔よりも礼儀正しくなった印象がありますね。あとは、タンパク質を摂るということへの意識がかなり高くなったと感じます。

ちなみに、人気メニューは?

霧島 これはいまも昔も、カレーですね(笑)。あとは、揚げた鶏肉が皆さん好きで、これも昔と変わりません。

カレーと、「揚げた肉」は、どのチームで聞いても大人気ですね!調理法や味つけなどの人気は?

畠中 鶏肉のから揚げに香味ソースを掛けたものが人気ですね。ケチャップなどは意外に好き嫌いがあり、「香味ソースがいい」という生徒さんは多いです。あとはここ数年の傾向なんですが、逆に「塩で食べたい」という子が増えました。

意識高い!食べることに関して豊かな時代の子らしいですね。もうひとつ、どこの寮でも3食食べて毎日過ごすとなると「おいしいけど飽きる」問題が起こるものですが、これに関しての苦労はありますか?

霧島 きちんとある程度以上のスパンを取ってサイクルを回しているつもりではあります。ただ、味は変わっても見た目が似ていると「またか」と感じられる場合もあり、これはなかなか難しい部分ですね。(―スペシャルメニューなどは?)5月の柏餅とか、2月の恵方巻とか、そういうものはやはり喜ばれますね。ここは結構意識しています。

最後に皆さんから、東海大相模の選手たちに一言ずつお願いします!

畠中 先輩後輩分け隔てなくおしゃべりしている様子を見ると、いい雰囲気のチームだなと感じます。伝統あるチームですし、プレッシャーもかなり掛かると思いますが、頑張って欲しいです!

霧島 タンパク質の摂取など、先生の教育もあるのか凄く意識の高い選手たち。少しでもいい成績を残せるように、頑張って協力したいと思います。

佐野 体重コントロールのある競技でもあり、食べたいときに思うように食べられなかったり、逆に気が向かないときでもしっかり食べなければいけなかったり、大変だと思います。その中で東海大相模という看板を背負って戦うことはさらに大変。これからいよいよ本格的なシーズンですが、暑さに負けずに頑張って欲しいですね。あとはもう1つ。私たちは個々の現場に栄養士を配置して、蓄積したノウハウと基準に沿って食事を提供させて頂いておりますが、いま、外部から管理栄養士の先生をお招きして、よりスポーツ向きに、メニューを検証・監修してもらおうと動いています。さらに良いメニューを提供して、選手の皆さんに協力していきたいと思っております。

ありがとうございました!

【断章 編集部員は甘味を食え!】

(※長いと思う方は読み飛ばしていただいて結構です)

取材の合間はカフェで優雅に仕事。(写真はイメージ画像です)

引き続き編集長古田がお送りします。

今回もたいへん勉強になった。前回と共通項がたくさん見つかったことが興味深い。寮飯を持続可能にするには、学校側の協力(インフラ整備)が非常に大事。学校本体から切り離した「部」単体で行うのはかなりハードルが上がる。

さて、夕方の稽古まで高校生は授業。私たちは再び喫茶店で仕事である。終わったばかりのハンガリー世界選手権のレポートと「評」を書かねばならない。こういう仕事は鮮度が大事。早ければ早いほどいい。柔道競技のもっとも厄介なところは14階級あることで(多すぎだ!)、1本1本はパパっといけても総体的には地獄。「5」とか「10」ならともかく、「14」となるとこれはもう、やってもやっても終わらないのである。面白いからといってちょっとディティールを書き込んで1階級を2時間増やしてしまうと自動的に28時間増える世界なのだ。そして1回地獄から抜けてもう1回飛び込むのはきつい。人間、上がってしまった冷たいプールに入り直すのは難しいのだ。潜りっぱなしのまま14階級走り切ってしまうほうがいい。

そこで今回私(編集長古田)は考えた。何かというと、小林対策である。体の巨大化の影響もあってか、今年は小林の原稿がなかなか出てこない。本当に出てこない。もう、びっくりするほど出てこない。かつてとは比べ物にならない。うちとしては死活問題である。しかし彼は決して怠惰というわけではなく、本質的にはハイパフォーマー。私の目の前にいると驚くほど仕事をするのである。特に長期遠征の現場や、世界選手権など分刻みで締め切りがやってくる修羅場では、まさに超人的な働きを見せる。仕事人間の私が仰け反るほどの仕事量を一気にこなすのである。しかしその一方で、大会期間が終わるととたんに電池が落ちてしまう。睡眠コントロールが利かないのか、下手をすると連絡自体が取れなくなってしまうのだ。我々の仕事は「月曜日(大会翌日)が大事」。本来大会直後こそバリバリ書かねばいけないので、これでは困る。もうひと頑張りしてもらわなくてはならないのである。目前に全日本学生優勝大会が控えており、さらにすぐさま夏の全国大会シーズンがやってくる。その前に世界選手権にケリをつけておかねば今年の仕事全体がショートしてしまう。実はいまはまさに尻に火がついた、この先半年を決める勝負どころなのである。

というわけで私が考えた畢生の策が、このブダペスト世界選手権から「高校生はメシを食え!」の数珠繋ぎスケジュール、名付けて「ハンガリーは終わらない」作戦。約1か月にわたった世界選手権業務が終るなりすぐさま秋田から高速バスに乗せて東京に呼び出し、ホテルに泊まらせ、連日「メシを食え!」の取材に連れ出す。そして取材の合間は喫茶店で机を並べ、私の眼前でレポートを書いてもらう。論理的に完璧である。冴えまくっている。まさにマル秘作戦である。この滞在が終わるころには、私の原稿と合わせて14階級ほぼすべてのレポートが出揃うであろう。並行して私は「評」も書くから、この1週間で世界選手権の後(あと)ものはだいたい勝負がつくはず。交通・宿泊に時間拘束と正直かなり経費は嵩むが、なにしろ勝負どころである。これで原稿が進むのであれば安いものである。

ところが実際はさにあらん。やっぱり原稿は出てこない。初日に48kg級を「だいたい書き終わりました」という報告があったのだが、あれから実に3日。追加どころかその48kg級すらまだ上がって来ないのだ。しかし不思議なことに彼、サボっている気配はまったくないのである。PCを前に常にキーボードを叩き続けていて、集中力も極めて高い。私のほうは彼が快調に飛ばせば飛ばすほど「いったい何をそんなに書き込んでいるんだ?いつ上がって来るんだ?」と実は苛々し続けの3日間なのだが、真面目にやってるものを褒めこそすれ、咎めるわけにもいかない。お願いだからまず1本だけでも出してほしいのだが、祈る気持ちでひたすら待つしかない。しかしさすがに理解しかねる。一体全体どういうことなんだろう?

と、小林の携帯が鳴る。「ちょっと失礼します」と立ち上がって離席する小林の会話に聞き耳を立てたところで、この不審感がマックスまで上がった。「保冷車が…」とかわけのわからんワードが飛び出すのである。

もう我慢がならない。「お前、いったい何をやっているんだ!?」と立ちはだかると、ここで驚愕の事実が明らかになる。

彼がここ数日やっていたのはハンガリー世界選手権のレポートにあらず。地元の「夏まつり」の準備事務だったのである。

「そ、その仕事のお給料はうちより高かったりするのかしら?」とブルブル震える自分の右の拳を左で抑え、怒りにクラクラしながら聞くと、当然ながらまったくの無給である。立っていられなくなってリアルに数歩よろけてしまい、「い、今はうちがギャラ払ってる時間だと思うんだけどっ」と発する私は片手を椅子について息も絶え絶えである。

聞けば、なんと実行委員長までやっているというのである。当初は手伝いという名目で誘われたのだが、若い新参という立場や生来の人の好さが作用した結果、いつの間にか仕切る側に回ってしまっていたというのである。そしてこの手のお決まりで、名目上でも頭になったからには当然業務量はドカンと増える。

私はこういうローカルな絡めとられ構図が極めて苦手なのである。この理不尽感がまさに追い風のダブルハリケーン、怒りの風車がもう羽根が弾け飛ばんばかりのスピードでブンブン回ることとなるが、こちらの業界では卓越した能力者である小林が(世界選手権の解説に抜擢したばかりですよ!)、単なる町内の体の大きなお兄さんという記号に丸められて交換可能な仕事で消費される様には、さすがに一抹同情を禁じ得ない。

しかしいくらなんでも滅茶苦茶である。こっちの仕事をしてくれよ!と叫ばねばならんところである。お前いったい何やってんだよ!である。昭和時代なら躊躇なく愛の鉄拳を振るい、V3キックをお見舞いするところだが、このご時世そんなことは絶対にまかりならぬ。しかしこの怒りは何かに昇華させないと収まらない。放っておくと我ながらいつどんな形で暴発するかわからない。危険だ。小林の側も、ここまで俺が怒っている以上「そうか」などと言って黙り込んでしまってはかえって居心地が悪いだろう。挙げた拳は、適切に振り下ろしておかねばならない。

当日編集長が食したクリームソーダ。このあとぜんざいも食べました。

2秒ほど考えた末に、クリームソーダを食べて見せびらかすことにした。もめごとの気配を察して近くまでやってきていたバイトのお姉さんの機先を制して「クリームソーダと白玉ぜんざいね!」と叫び、深呼吸して極めて紳士的に「小林君、私は少し頭を冷やすために糖分を入れることにしたよ。もう実施直前ということですし、まずは夏祭りの仕事を終わらせちゃってくださいね。きょうは高校生とご飯をしっかり食べて貰えばそれでいいですから」と棒読みし、好物のクリームソーダに飛びつく。まず下側のメロンソーダ部分を二口、三口吸い込み、然るのちに上部のアイスクリーム部分を半分食べ、さらにかき混ぜてクリームと混然一体となった白濁メロンソーダを楽しむ。異なる3つの味を堪能する完璧なクリームソーダ作法である。

間食を禁止されている150キロ小林は巨体を縮こまらせてしおらしく、そして羨まし気に見るばかり。仕方がない。彼はそれだけのことをやったのだ。この渇望を、夕食のフードバトルにぶつけてもらうしかない。

自分でも何を書いているのかよくわからなくなってきたので、このあたりで矛を収めて小林に渡します。まもなく、稽古の時間であります。

▶【松本チェック!】白玉ぜんざいは低脂質高糖質の補食として適していますね。どうしても甘いものが摂りたいときは和菓子をまずはチョイスすると良いですね。クリームソーダは・・・・。美味しそうですね。

【稽古】16:00

皆さま、再び小林です。前段では恥ずかしいエピソードを披露してしまい大変失礼いたしました。夏まつり準備の大詰めに世界選手権期間が被ってしまい、こちらもやらねばならないことが山積していたのですが、古田さんの怒りはごもっともです。

もちろん言い訳したいことは多々ありますが、私に多少なりとも罰を与えんと、あのインテリの古田さんが奇矯なポーズを取り「砂糖が脳を直撃っ!」とか「甘~いっ!」と甲高い声で叫ぶ様は痛ましいという他はなく、罪悪感は半端ありません。心を入れ替え、まずは「高校生はメシを食え!」に集中したいと思います。

夕方の稽古は16時から。この日は国士舘高校が出稽古に来ており、見学者としては贅沢この上ない時間となりました。

稽古開始。この日はライバル・国士舘高校が出稽古に来ておりました。ちなみにこの後、金鷲旗では東海大相模高校が、インターハイでは国士舘高校がそれぞれ優勝を飾ることとなりました。

<稽古>

16:00 道場内ランニング、ストレッチ、ウォーミングアップエクササイズ、回転運動
16:10 受け身、絞り、エビ、逆エビ、横エビ
16:15 寝技打ち込み
16:22 寝技乱取り 3分×5本
16:40 休憩
16:45 打ち込み
16:55 投げ込み
17:00 水分補給
17:05 乱取り 4分×5本、4分×4本、4分×3本
18:05 乱取り終了→ストレッチ

まず国士舘高と東海大相模高が合同練習を行っているという時点で、かなりの驚きです。いまは夏の戦いが始まる直前。通常であれば絶対に手の内を隠しておきたいはず。もちろんすべてを見せているわけではないのでしょうが、それぞれの自信と、なによりも強くなることへの意思の強さを感じさせられました。

ということで国士舘高も参加しての合同稽古でしたが、今回は東海大相模高への密着ということで、そちらをメインに見ていました。強く印象に残ったのが、キャプテン井上選手のハードワークぶり。組み手の技術レベルが非常に高い選手なのですが、大型の櫻井翼選手に敢えてがっぷり持たせて勝負する、あるいは苦手な内股すかし型の林亨音選手を2本、3本と連続で指名する、と自らに制限を掛けることで稽古の密度を上げていました。自分たちのリーダーがこの姿勢を見せている以上、他の選手もぬるい稽古をするわけにはいきません。彼が背中を見せることで、稽古の質が一段上がっているような印象を受けました。

アップの段階から緊張感が漂います。私たちの時代からはなかなか想像しがたいのですが、今はこの強豪両校、一緒に練習することもよくあるそうです。
寝技打ち込み。後方では水落健太監督と百瀬晃士監督が打合せ。
井上大智選手と長野慎大選手の乱取り。互いに切らない。「直す」。そして投げに出る。強くなるための稽古です。
どの組の乱取りも緩みがありません。本質的。
井上選手vs、81kg級高校選手権の覇者・佐藤光晟選手。

【夕食】 19:15

この日の夕食、標準セット。

<晩ごはん>

チキンピカタ
揚げだし豆腐
枝豆マリネ
サラダ
わかめスープ

夕食ボリュームも昼食に続いて標準的。しかし、やはりタンパク質は多く摂れるように考えられています。野菜もあり、バランス重視な印象です。とはいえ、チキンピカタが結構しっかりした量あるため、私のような猛者であればご飯4杯くらいは食べることが出来ます。この日のメニューは全体的に揚げ物が多め。朝昼ではなく夕食に持ってきてくれているので、練習中の胃もたれなどを心配することなく平らげることが出来ます。濃いめのソースのおかげで、やはりご飯が進みます。自分はなぜまだ食べられるのか、今までも時々感じていたことですが、どうやら呪われているようです。氷河期に生まれなかったためにこの才能を腐らせていることを恨みつつ、美味しく食事を終えました。

好きなメニューは?と聞いてみると、カレーはやはり皆さんに人気。廣川宗志選手は「唐揚げ、大盛りカレー」と量の指定つきで即答でした。ほか「オムライス」の票が多かったのも印象的。諸橋選手は「サバ味噌煮」。カルテを見て頂ければわかると思うのですが、彼、実に意識が高い。井上選手は「好き嫌いなく食べます」。伊藤選手は「お米は秋田!好きなメニューはカレー」とのことでした。

廣川選手。好きなメニューは「唐揚げとカレー大盛り」。
朝・昼に比べると皆さん全体的にリラックスしている印象。ご飯も進みます。
小林も食べます。下地選手は全日本カデ強化のミーティングのため、夕食の時間がずれて不在。ターゲットを井上選手に変えて、どんぶり山盛りをがんがん食べました。

食事後、水落監督は「普段の生活そのままの生徒を見てやってください」と、敢えて少し早めに離席。すると、「せっかくですから、お話しいいでしょうか」と井上大智選手と諸橋琥太郎選手が話に来てくださいました。

始まる質問攻め。具体的な技術、柔道観、記事の内容といちいち質問のレベルが高く、古田編集長も私も驚愕です。いまの強豪校の高校生はここまで意識が高いのかと、感心させられました。当方も彼らの先ほどの稽古における振る舞いの意図や、「己を鍛える指針」などたくさん聞くことが出来、非常に満足。いつまでも話していたい時間でした。

東海大相模高校のみなさま、ありがとうございました

東海大相模高校のみなさん、ありがとうございました!

再び編集長古田です。夕食時には「いちばん食べる」下地選手とはご一緒出来ませんでしたが、やはり「強い人間」の食欲は凄まじい。あてられて私も一杯食べ、大変に満足です。

というわけで国士舘高校、東海大相模高校と続いた首都圏シリーズはおしまい。今後も、都市部・地方と場所に関係なく、強豪校の良い「寮メシ」にうかがって参りたいと思います。現在のところ、いわゆる「寮母さん」が素晴らしい食事を供されているという噂の学校、そしてモダンな形で「寮」を展開しているという学校と、次のお話を進めさせて頂いております。大会が続き、なかなか伺う時間が出来ないのですが、長い目でこの企画は続けていきたいと思っております。皆さま、よろしくお願いいたします。

そしてついに、皆さまに気に掛けて頂いている小林の体調にもメス。編集長権限を発動し、相談の上、小林に仕事としてダイエットをしてもらうことになりました。こちらの経緯もぜひなんらかの形でお伝え出来ればと思っております。

そして最後に今回もひとこと。

高校生よ、メシを食え!!!

2025年6月25日 井上大智選手・諸橋琥太郎選手・下地琉仁選手の食事カルテ

井上大智選手

井上大智選手の1日
昼ごはんその①牛丼
昼ごはんその②、冷やしたぬきうどん。
晩ご飯

▶ 松本恵先生の寸評

炭水化物プラスのためのうどんは良いですね。他にもドリンクやゼリー、プロテインなどとても工夫して摂取しているようです。今日、みかんを食べたように、果物からの補給も入れてあげると、ビタミン・ミネラルのバランスがさらに良くなります。

諸橋琥太郎選手

諸橋琥太郎選手の1日
諸橋琥太郎選手の1日
諸橋選手の朝ごはん
朝ごはん
諸橋・昼ごはん
昼ごはん
諸橋・晩ごはん
晩ごはん

▶ 松本恵先生の寸評

サラダチキンやプロテインなど、たんぱく質の摂取に気を配っているようですね。たんぱく質源として魚も活用してくれるとお魚に含まれるビタミンDやカルシウム、EPAやDHAなどの脂肪酸も補給できます。ちくわや魚肉ソーセージもおすすめです。コーヒーは食事の時の嗜好品としてなら良いですが、利尿作用で脱水してしまったり、午後にたくさん飲み過ぎると、カフェインの作用で睡眠の質が低下したりします。飲み過ぎには気をつけましょう。

下地琉仁選手

下地琉仁選手の1日
下地琉仁選手の1日
朝ごはん・下地
朝ごはん
昼ごはん・下地
昼ごはん

▶ 松本恵先生の寸評

まだ、身長も伸びているなら、ぜひ、カルシウム補給のために乳製品もプラスして欲しいところ。補食でヨーグルトや牛乳を入れてみてはどうでしょうか。マヨネーズは好きですか?体脂肪とのバランスを見て、今後、少しづつ気をつけていくと良いかもしれませんね。

▶ 総評

このお値段で、主食が食べ放題でタンパク質をしっかり摂れて、高校生の選手たちに好まれる献立を出していただいているのは素晴らしいことと思います。どうしても全体の給食では緑黄色野菜やお魚類、きのこ類を献立に盛り込むのは難しいかもしれませんが、成長期に必要なビタミンやミネラルの補給源でもあります。サプリメントや栄養補助食品からだけでなく、食事としても摂りたいところ。寮の食事に加え、自身で果物や100%果汁ジュース、ヨーグルトや牛乳をプラスしたり、差し入れでもありましたが、サバ缶や秋刀魚の缶詰などで補給しても良いでしょう。また、自身が外出時で選ぶ食事もたとえばラーメンではなく、焼き魚定食などをチョイスして欲しいです。強い骨と筋肉を作る大事な成長期、大学進学以降の怪我防止にも、健やかな競技人生のためにも、いろいろな食材、栄養素を取り入れて欲しいです。

[参考]食堂に掲示してあった1週間のメニュー

文責:古田英毅・小林大悟
協力:松本恵(日本大学文理学部体育学科教授、公認スポーツ栄養士)

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