【ニュース】国士舘大勢が全3階級を制覇、中西一生・熊坂光貴・高橋翼が頂点/2022年度全日本学生柔道体重別選手権大会(男子41回)最終日

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取材:古田英毅、eJudo編集部
写真:乾晋也、辺見真也

100kg級決勝、熊坂光貴が鈴木直登から大内刈「一本」

体重別で今年の学生柔道日本一の座を争う全日本学生柔道体重別選手権大会が2日、日本武道館で最終日を迎え、男子は3階級すべてを国士舘大勢が制した。

100kg級は、5月の強化選手選考会を制した熊坂光貴(国士舘大4年)が初優勝。決勝は昨年の全日本ジュニア王者・鈴木直登(東海大3年)と対戦、しぶとくGS延長戦に持ち込むと得意の連続攻撃で「指導2」まで奪う。なかなか技が決められず掛け潰れも増えたが、GS延長戦2分37秒に思い切った右大内刈に出ると、これ以上反則を失うわけにはいかない鈴木がこれまで自制していた「抱き勝負」を解禁。裏投に取ろうとしたところをそのまま刈り込み、「一本」で勝負を決めた。徹底警戒にあったこの日の勝ち上がりは簡単ではなく、準々決勝以降は2試合連続で8分以上を戦っての「指導3」勝ちという辛勝。しかし決勝で見事な「一本」を決め、戦後は「最後に投げることが出来て良かった」と破顔。「副主将の中西が目の前で勝ってくれて、自分も取らないといけないと気合いが入った。主将の責任が果たせた」と会心の表情だった。

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