第6日リアルタイム戦評(男子100kg級、女子78kg級)/タシケント世界柔道選手権2022

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2回戦、飯田健太郎がボヤン・ドセンから内股「技有」で先制。

男子100kg級 飯田健太郎(旭化成) 2回戦敗退

【1回戦】飯田健太郎○反則[指導3](3:39)△シメオン・カタリナ(オランダ)

飯田が右、カタリナ左組みのケンカ四つ。いきなり背中を抱いて振り回しに出たカタリナに飯田膝を着かされやや不安な出だしも、以後はキッチリ組み手を進めて悪くない進退。両袖に持ち込むと右袖釣込腰を打ち、これを使って奥襟を掴む。引き手襟も交え、両袖を作る際も持って持ち返すのではなく基本的には自らが掴んで作る能動型。59秒には双方に消極的試合姿勢の「指導」が与えられるが飯田は冷静。カタリナは構えの左右を変えながら近い袖を引き手で掴む「ケンカ四つクロス」も交え、足技を使って迫るが飯田は姿勢を崩さず。丹念に持ち返し、左の小内刈も交えてはじっくり試合を進める。中途で釣り手が甘いまま内股を仕掛けて抱かれ掛ける場面が1つあったが、動揺はなし。組み際にドロップ式の右体落で崩した2分34秒、カタリナに消極的試合姿勢の「指導2」。飯田30秒過ぎから両袖を一方的に絞り、ここから釣り手を持ち換えるほぼ完璧な形を作り出すが圧を掛けるのみで技は仕掛けられず。カタリナが引き手を切ってこの形は終わったが、プレッシャーを感じたカタリナが続く展開で左袖釣込腰に潰れる。偽装攻撃の「指導3」が与えられて試合が終った。

【2回戦】飯田健太郎△内股透(1:36)○ボヤン・ドセン(セルビア)

飯田健太郎の右内股をドセンが透かし「一本」
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