エントリーは29名。シード順を決定する基準が、例年の「大会直前のランキング」から「7月のグランプリ・ザグレブ終了時のランキング」に急遽変更され、シード順も「概況解説・シード予想」で示した予想から大きく変わった。 優勝候補の3名はプールが分かれ、ホマーヌ・ディッコ(フランス)がプールA、冨田若春(コマツ)がプールC、イダリス・オルティス(キューバ)がプールDにそれぞれ配置された。いずれの選手も他とは一段位相が違う強さを持っている。ベスト4進出までは確実と考えて間違いない。 日本代表の冨田はAシードがラズ・ヘルシュコ(イスラエル)という最も戦いやすいプールを引いて、見通し良好。どころかプール内の有力選手はヘルシュコのみで、普段のワールドツアーと比べても珍しいくらい容易な組み合わせだ。このアドバンテージを上位戦に生かすべく、早々に試合を決め、体力を温存したいところ。
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