取材・文:古田英毅
写真:辺見真也、古田英毅
高校柔道界期待の新イベント「いちご一会栃木国体開催記念」高等学校柔道大会が22日から24日まで、栃木県宇都宮市のユウケイ武道館で開催された。本稿では23日に行われた試合錬成の様子をお伝えする。
【準決勝まで】
国士舘、順当に決勝へ
体重無差別5人制で争われる男子第1部、優勝候補の筆頭はインターハイ優勝メンバーが主力を占める国士舘高(東京)。5日前(12/18)には、今期招待試合シリーズの最重要大会と目された黒潮旗武道大会に優勝している、今期の高校柔道の大本命だ。
この日は、肩の負傷のため秋以降戦列を離れていたインターハイ優勝メンバー・若崎喜志が復帰。まだ本格的な稽古は積めていないということだが、受傷からの時間は十分。「試運転で現状を見極める」(百瀬晃士監督)との意図で、試合の場での復帰となった。
国士舘は黒潮旗同様、川端倖明・畠山凱・山本由聖のレギュラー3名が常時出場、残りの2枠を入れ替えながら戦う策を採った。黒潮旗でこの枠に入って奮闘した冨田猛瑠は負傷のため下がり、90kg級の高橋龍虎と深澤絆、そして若崎がローテーションの対象となる。
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