60kg級 福田大和が大本命、挑むは田窪剛共と佐藤星衣
高校2年生にしてインターハイと全日本ジュニアを制し、講道館杯でも3位入賞。1月にはグランプリ・ポルトガルでフランシスコ・ガリーゴス(スペイン)ら世界の強豪を向こうに回して堂々優勝を飾ったシニア強化選手・福田大和(比叡山)が、絶対の優勝候補だ。早い組み手と切れ目のない連続攻撃、そして凄まじい取り味を誇る寝技が武器。特に独特のエントリーから敢えて体を被せないまま抑え切る縦四方固は「蟻地獄」と言っていい嵌め技。立ちから寝、寝から立ちの際で中途半端な姿勢をとろうものなら、即「一本」に繋がってしまう。担ぎ技に跳ね技、捨身技と多彩な攻めを切れ目なく繰り出し、少しでも崩れようものならそのまま寝技で取り切る。地力も相当なものがあり、もっかの戦型の完成度は極めて高い。ライバルたちがまずこの高速攻撃を止められるか、そしてなによりあの縦四方固エントリーを捌き切れるかどうかが大きなポイント。
スポンサーリンク