【レポート】まさに「台頭」、選抜王者の石原樹が講道館杯も制す/2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権 男子73kg級

記事
  1. ホーム
  2. 記事
  3. 【レポート】まさに「台頭」、選抜王者の石原樹が講道館杯も制す/2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権 男子73kg級

取材・文:森さとる・eJudo編集部
写真:乾晋也・辺見真也
大会日時:2023(R5)年11月4日~5日
会場:千葉ポートアリーナ

【準決勝まで】

パリ五輪代表の橋本壮市(パーク24)に次ぐ2番手争いが熾烈なこの階級も、トーナメントは荒れ模様となった。

2回戦、鎌倉啓太郎が大吉賢から小内巻込でまず「技有」。大吉は2発とも、課題である受けの粗さが出てしまった。

まず現在序列2番手につける大吉賢(SBC湘南美容クリニック)が、3回戦で鎌倉啓太郎(専修大1年)から小内巻込に一本背負投と、2度投げを食らって1分41秒合技「一本」で早々に脱落。トップ戦線復帰に掛ける原田健士(ALSOK)は勝負どころの2回戦で島田隆志郎(パーク24)に3分10秒「指導3」で屈した。世界ジュニア代表の木原慧登(東海大相模高3年)は3回戦で学生王者・田中裕大(国士舘大4年)に「指導3」で跳ね返され、第2シードに配された古賀颯人(慶應義塾高教)は、準々決勝の本戦終了間際に田中龍雅(筑波大1年)の崩袈裟固に捕まって一本負け。決勝にはこの田中龍雅と、今年の選抜体重別とワールドユニバーシティゲームズを制して波に乗る石原樹(日本体育大4年)が勝ち上がった。

有料会員記事(無料会員の方も月3本までお読み頂けます)
【残り2,958文字 / 全3,488文字】

スポンサーリンク