聖地・アコーアリーナ・オブ・ベルシー(旧ベルシー体育館)に107か国621名が集った。2024年IJFワールドツアー第2戦、グランドスラム・パリが2日に開幕。初日の男子は60kg級と66kg級の2階級が行われた。
文責:古田英毅
66kg級 武岡、丸山破って金メダル
66kg級は日本代表の丸山城志郎(ミキハウス)と武岡毅(パーク24)が決勝で激突。ともに素晴らしい内容の勝ち上がりだった。
丸山は極めて厳しい組み合わせ、対戦相手は強敵ばかり。初戦からリオ五輪王者のファビオ・バジーレ(イタリア)という面倒な選手を畳に迎えることとなったが、一方的に「指導2」まで得た1分6秒に追い込みの左内股で「技有」を得ると、試合終了直前には相手の左一本背負投を潰して強烈な腕挫十字固「一本」。2回戦はもと60kg級の世界選手権銀メダリスト、グスマン・キルギスバエフ(カザフスタン)得意の「抱き勝負」と組み手をスイッチしてのクロスグリップをあくまで二本しっかり持つことで封殺。最後はGS延長戦2分3秒、左出足払を閃かせて「技有」で決着。
スポンサーリンク