男子日本代表選手・全試合戦評/グランドスラム・パリ2024

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文責:古田英毅・eJudo編集部

60kg級

中村太樹(国士舘大3年) 3位

3位入賞の中村大樹

【1回戦】中村太樹○縦四方固(1:22)△ユッスリー・サミー(エジプト)

ともに右組みの相四つ。中村支釣込足で崩して寝勝負に持ち込むが「待て」。サミー隅返も中村動ぜず。クロスグリップに出た相手を前に振り落して寝技を展開。引込返から縦四方固に繋いで「一本」。

【2回戦】中村太樹○合技[崩袈裟固・崩袈裟固](3:34)△シモーネ・アヴェルサ(イタリア)

2回戦、シモーネ・アヴェルサを抑え込む中村大樹

ともに右組みの相四つ。開始早々のアヴェルサが背負投で伏せると中村すぐさま寝勝負を挑む。左で帯を掴んで引込返、体側を合わせると右を相手の頭の裏から掴み、最低限の拘束の崩袈裟固で50秒まず「技有」を確保。続いて相手の巴投に反応、脚を抱いてパスすると横四方固に繋ぐ。頭の拘束が不十分でこれは「解けた」。今度は払巻込の掛け潰れを狙って腕挫十字固、腕を起点に寝技を展開。粘る相手に次々手立てを繰り出し、最後は引込返から崩袈裟固。3分34秒の試合時間ほとんどが寝技。合技「一本」で終了。

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