【プレビュー】佐賀商がV争い牽引。追うは比叡山、そして佐久長聖・富士学苑・敬愛配された「死のブロック」の勝者/第46回全国高等学校柔道選手権大会 女子団体戦

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大荒れだった前回大会の結果から機械的にシード権が引き継がれ、男子に負けず劣らず、女子も組み合わせは偏った。Cブロックでは佐久長聖高・富士学苑高・敬愛高の優勝候補3校が3回戦までに潰し合う。この強豪一局集中を受け、多くのチームにベスト8進出のチャンスが生まれた。

組み合わせ(公式サイト)

文責:古田英毅/eJudo編集部

V候補は佐賀商。敬愛・佐久長聖・富士学苑・比叡山が対抗勢力

超攻撃型・佐賀商がV争い牽引

佐賀商のエースはインターハイ78kg超級王者・井上朋香

まず優勝候補に挙がるのは、前代にインターハイを圧勝した佐賀商高(佐賀)。組み手・足技に連動した大技という理想的な攻撃を、洗練された方法論で実現。高校カテゴリの育成に新風を巻き起こしている注目チームだ。今代は大将(無差別)枠にインターハイ78kg超級優勝の井上朋香、中堅(63キロ以下)枠に高校選手権とインターハイの2冠を獲った清水優陸と、王者を2人並べる豪華布陣を組んだ。井上は大外刈や大内刈を軸にした本格派、清水も内股・大外刈と切れ味のある勝負技を持つ業師だ。この2人の力はもちろん圧倒的だが、先鋒(52キロ以下)枠の長谷心美も九州新人大会を制した実力者。強豪軒並み「2枚までは計算出来るが、3枚目が揃わない」今代にあって、攻撃力のみならず戦力バランスの良さでも他の一段上を行く。昨年度はV候補に挙げられながらまさかの初戦敗退。今年は万全の調整で頂点を狙う。

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