【eJudo’s EYE】勝利の鍵穴に「ド嵌り」、北條嘉人の連勝が示唆するもの/グランドスラム・ドゥシャンベ2024

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

北條嘉人(パーク24)が、1月のグランプリ・ポルトガルに続くワールドツアー2連続優勝を達成。強者打ち揃う81kg級で出場2大会連勝は、これが日本人ならずとも滅多にあることではない。偉業である。

身長165センチとこの階級にあっては飛びぬけた低身長の北條の柔道は、余人とはまったく異なる独自のスタイルを持つ。そしてサイード・モラエイ(アゼルバイジャン)やイ・ジョンファン(韓国)といった超一流選手を次々投げてセンセーションを巻き起こした前回に続く今回の「北條ワールド」の顕現は、寝技だった。

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