日時:2024(R6)年5月24日
会場:ムバダラ・アリーナ/アラブ首長国連邦・アブダビ
アブダビ世界柔道選手権、最終日の24日は男女混合団体戦が行われ、日本が優勝を飾った。日本は7連覇、このレギュレーション創設以来の世界選手権における全勝を守った。2位にはフランス、3位にはジョージアとイタリアが入賞した。
全試合のレポートは下記。
【1回戦】
ドイツ 4-2 カザフスタン
[70kg]ジョヴァンナ・スコッチマッロ○優勢[技あり・内股巻込]△エカテリーナ・トカレワ
[90kg]エドゥアルド・トリッペル○優勢[技あり・横落]△アイダル・アラポフ
[70kg超]アナ=モンタ・オレク△反則[指導3](1:48)○カミラ・ベルリカシュ
[90kg超]ヨハネス・フレイ△内股(3:59)○イェラッシル・カジバエフ
[57kg]パウリーヌ・シュタルケ○腕緘(1:46)△バキト・クッサクバエワ
[73kg]ヤノ・ルエボ○反則[DH](0:29)△ダルハン・コイバガル
※「ヘッドディフェンス」による
ドイツがカザフスタンを振り切った。女子70kg枠と男子90kg枠は順当に勝利。続いて女子70kg超枠に期待の若手アナ=モンタ・オレクを送り込んだが、本業の78kg級でも線の細いオレクは重量級選手に戦型が噛み合わず、主戦場のはずの場外際でことごとく不利に。カミラ・ベルリカシュに「指導3」で敗れて、スコアは2-1に詰まる。さらに90kg超枠に久々国際大会出場のヨハネス・フレイが登場したが、イェラッシル・カジバエフと「指導2」を奪い合った末に、残り1秒に左内股で一本負け。カジバエフは釣り手の肘を上げて体を寄せ、そのまま思い切り跳ねる会心の技。フレイはこれまでゆったり進退していたカジバエフの急激な加速についていけなかった。スコアはついに2-2のタイ。
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