【プレビュー】ディッコがV候補筆頭も絶対性薄し、シード外れた素根・オルティスの「引き」に注目／パリオリンピック柔道競技2024・女子78kg超級(階級概況・シード選手配置予想)

階級概況

この階級も様相は混戦。実力では2022年タシケント世界選手権王者のホマーヌ・ディッコ(フランス)がやや抜けているが、柔道は力任せで粗く、他の上位候補と比べて決して絶対的な存在ではない。ディッコの陽気で乗りやすいキャラクターからすれば、地元パリの大会で一段コンディションを上げることが予想されるが、これまでの戦歴を眺めると、プレッシャーでバグを起こす繊細な面も見受けられる。表と裏、果たしてどちらの面が出るのか。序盤戦はディッコのパフォーマンスにも注目したい。