【eJudo’s EYE】強すぎた永瀬はワールドツアーの「未来」を先取り・豊かだった81kg級と63kg級の生態系/パリオリンピック2024柔道競技第4日(81kg級、63kg級)早出し評

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

強過ぎた永瀬、「最強」以外に言葉がない

金メダル獲得とその豪快な勝ちぶりに、シャン・ド・マルスアリーナが沸く。

信じられないほど強かった81kg級で2連覇。重量級のパワーと軽量級のテクニック・スピードを併せ持つもっとも難しい階級、しかも人材分厚く揃った競技史に特筆すべき充実期において、オリンピックで2大会連続の金メダル。それも圧勝である。シンプルに「強い」以外に言葉がない。「言葉がない」と言いながら結局毎回色々書かせて頂くのだが、今回ばかりは「強い」以外に言葉がない。eJudoコミュニティに書き込まれた言葉を借りれば「永瀬最強、この言葉に尽きる」。鬼神のごとき強さだった。(※おおもとは大野将平氏の言葉だと、先ほど知ったので追記します)

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