大会日時:2024(R6)年11月2日~3日
会場:高崎アリーナ(群馬県高崎市)
取材・文:古田英毅・eJudo編集部
写真:辺見真也・乾晋也・丸山剛史・知念駿太
準決勝まで
期待の学生4名、揃って準決勝へ
優勝候補と期待された今が旬の学生4名が、過たず準決勝に勝ち上がった。
第1シードの吉岡光(東海大4年)は素晴らしい勝ち上がり。単に投げた、抑えたではなく、内容が良し。組み手・足技・ステップワークを連動させ、作り出した重心移動の際を過たず捉え続けた。柔道の「旨味」までを感じさせる内容。2回戦はケンカ四つの強者宮城杏優菜(明治東洋医学院専門学校)との組み手争いのさなか、釣り手を下から持つと相手と繋がり、反時計回りに4歩、5歩。5歩目は動きながら釣り手の圧を外し、同時に相手の動きの終端めがけて左小内刈。これで「技あり」を奪うと崩袈裟固に繋ぎ、2分29秒合技「一本」。準々決勝は昨年のインターハイ王者、ケンカ四つの足立美翔(環太平洋大1年)との組み手争いからやはり左小内刈「一本」。釣り手で上腕を抱えられたまま肘を内側に操作し、左前隅に斜めずれ。持ち替えを余儀なくされた足達の圧が解けたその瞬間左、右と歩ませ、左小内刈で抜いて真裏に落とし2分46秒文句なしの「一本」。「巧い」と思わず声が漏れる投げの連続だった。
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