
IJF柔道ワールドツアー第6戦、グランドスラム・ドゥシャンベ2025が2日、現地の競技場カスリ・テニスで開幕。初日の男子は60kg級と66kg級の競技が行われた。
(文責・古田英毅)
60kg級 アガエフ充実の進退、他を寄せ付けず4度目のツアーV

60kg級は優勝候補の筆頭に挙げられていた潜り技の泰斗バラバイ・アガエフ(アゼルバイジャン)が強さを見せつけた。今回の配置は第2シード。初戦(2回戦)でアチティ・ドンブー(IJF)を2分39秒得意の横落「一本」で一蹴すると、敵のハードル大きく上がった準々決勝はアンヴァルジョン・イブロヒモフ(ウズベキスタン)をGS延長戦16秒の隅落「技あり」で撃破。相手の右背負投を左引き手で後帯を掴んで引き戻し、崩れると見るや上腕に持ち替えて制動、この腕を利かせて引き落とした。アガエフの理の理解の高さと、この日の好調さが窺われる一撃だった。
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