
著者紹介:Aya
Xの人気アカウント「2025judo」を運営する、柔道ファン界隈きっての「見上手」。SNS投稿の紹介はもちろん、試合情報に関しても的確なピックアップとわかりやすい紹介が好評、ファンのみならず選手間でもよく知られる。代表選手の中には「これさえ見ていればツアーの流れがわかる」と、このアカウントをウォッチするためにXを始めた方もいるほど。
※「ケアシステム」=皆さんご存じの、審判用の試合動画録画・再生システム。技の効果や反則判定のチェックなどに使用されます。正式名称“CARE(Computer Aided Replay)システム”
ヨーロッパ選手権男女混合団体戦でジョージアが優勝!
4月後半は各大陸選手権が目白押しでした。
ヨーロッパ選手権、パンナム・オセアニア選手権、アジア選手権、アフリカ選手権が重なり、さらにその翌日には全日本選手権という過密スケジュール。そのなかで、個人的に特に嬉しい出来事がありました。
私の箱推しジョージアが優勝を果たしたのです!
男子チームは以前から圧倒的な強さを誇っていましたが、女子チームは57kg級のエテリ・リパルテリアニ以外は物足りないイメージでした。最近は女子にも力を入れ始め、大会でジョージアの女子選手を見かける機会が増えていたものの、なかなか入賞までは至らず、歯がゆい思いをしていたところです。
そんななか行われた今年のヨーロッパ選手権男女混合団体戦。ジョージアは女子の全勝という驚きの内容で決勝へと勝ち上がりました。決勝はイタリアを相手に代表戦までもつれ込み、選ばれたのは70kg超枠。本戦ではソフィオ・ソムヒシヴィリがアジア・タヴァーノに敗れていたポジションのため、私はここを引いたら厳しいと不安に思っていました。
しかし、その考えは間違っていました。
代表戦では、格上のタヴァーノを相手に見事な右小外掛「有効」で一瞬のうちにリベンジを達成。会場は大歓声に包まれました。推しチームのすべてを信じることの大切さを痛感しました。ソフィオ、疑ってごめんなさい。これからは信じています。個人戦でも頑張ってください。
ソフィオ・ソムヒシヴィリ(ジョージア)
祝勝会にもジョージアのお国柄
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