コロナ禍で中止となった講道館杯全日本体重別選手権大会の代替イベントとして企画された「全日本強化選手選考会」が7日、講道館で開幕。本年度前期全日本強化選手の座を巡って、初日は女子7階級で熱戦が繰り広げられた。
57kg級は今大会で4年ぶりに階級を戻した山本杏(パーク24)が優勝。63kg級で出場した4月初旬の全日本選抜体重別で披露した打点の高い一本背負投がこの日も冴えわたり、準々決勝では宇髙菜絵(ブイ・テクノロジー)からGS延長戦1分4秒この技で鮮やかな「一本」。準決勝でも富沢佳奈(了德寺大職)を再びの一本背負投に捉えて「技有」獲得、さらに小外刈「技有」も得て合技「一本」の完勝を収める。迎えた決勝は古賀ひより(環太平洋大)のパワーと前進圧力に手を焼いたがあくまで技を打つことを止めず、GS延長戦4分47秒、執念の「指導3」を得て優勝を決めた。
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