【連載】見る専👀Ayaの場外ケアシステム #025「世界カデ選手権が無事終了、ベッランディが映画に出演!」

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著者紹介:Aya

Xの人気アカウント2025judoを運営する、柔道ファン界隈きっての「見上手」。SNS投稿の紹介はもちろん、試合情報に関しても的確なピックアップとわかりやすい紹介が好評、ファンのみならず選手間でもよく知られる。代表選手の中には「これさえ見ていればツアーの流れがわかる」と、このアカウントをウォッチするためにXを始めた方もいるほど。

「ケアシステム」=皆さんご存じの、審判用の試合動画録画・再生システム。技の効果や反則判定のチェックなどに使用されます。正式名称“CARE(Computer Aided Replay)システム”

世界カデ柔道選手権が無事終了

世界カデ柔道選手権もあっという間に幕を閉じました。みなさんはご覧になりましたか?

事前のアナウンスはなかったものの、試用期間を終えてルールの運用に変化があるかと思い注目していたのですが、素人目には大きな違いは分かりませんでした。検証に時間が掛かっているのか、ルールの決定はまだ先になりそうです。

続いて、夏季の大会を見て感じた国内の審判傾向について。世界選手権後に行われた全日本実業柔道個人選手権大会や全日本学生体重別選手権の地方予選を振り返ると、今年から導入された「有効」の判定基準に大会ごとで差があるように感じました。さらに国内では依然として「指導」宣告の遅い場面が目立った印象でした。

話を世界カデ柔道選手権に戻します。

今回、日本代表唯一の中学生として大会に臨んだのが全国中学校柔道大会57kg級を制したばかりの山川乃々夏選手(五條東中3年)。国内の中学カテゴリでは絞め技や関節技が禁止されているため、私は「技術面にハンディキャップがあっても世界で戦えるのだろうか?」と不安に思っていました。しかし、その心配を吹き飛ばすかのように、切れ味鋭い立ち技と堅実な寝技で見事銀メダルを獲得。鮮烈なインパクトを残してくれました。

個人戦の金メダルは52kg級の白金里桜選手(創志学園高2年)が獲得した1個とやや寂しい結果ではありましたが、団体戦では堂々の優勝!最後はきっちりと締め括ってくれました。まさに「終わり良ければすべて良し」。最高のフィナーレとなりましたね。

山川乃々夏(五條東中)

IJF公式プロフィール

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