【eJudo’s EYE】国内の競技文化変えた「投げへのこだわり」、穴井天理のラストゲームも素晴らしかった/2025年度全日本学生体重別団体優勝大会・「決勝評」(下)

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文責:古田英毅

逆転を期す大将戦の直前。選手全員が山村洸斗の周囲に集まり、穴井監督が檄を飛ばす。

(「上」からつづく)

そして、これは強調しておきたいのだが、天理大の戦いぶりも素晴らしかった。就任12年目の穴井隆将監督も、これがラストゲーム。まさに優勝に片手が掛かった状態からの逆転負け、もちろん悔しさ一杯のはずだが、スタイルを出し切れなかった過去の敗戦とはその表情が違う。一種爽やかだった。「全員が攻めた。天理柔道を体現した」ときっぱりと選手を称えていた。

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