【レポート】旭化成A、パーク24ら順当にベスト4入り、東芝とALSOKの健闘光る/第72回全日本実業柔道団体対抗大会男子第1部レポート①1回戦~準々決勝

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取材・文:古田英毅
Text by Hideki Furuta

コロナ禍を経て、大会は3年ぶりの開催となった。

団体戦で実業柔道日本一を争う第72回全日本実業柔道団体対抗大会は5月28日に広島県立総合体育館グリーンアリーナ(広島市)で開幕。最終日の29日には男子最高峰カテゴリである第1部と、第2部の競技が行われた。

体重無差別の5人制で争われる第1部の優勝候補は、4年ぶりの王座を狙う旭化成A。登録メンバーは垣田恭兵、羽賀龍之介、王子谷剛志、尾原琢仁、石内裕貴、太田彪雅、飯田健太郎の7名。加えて永瀬貴規出場の情報があり、その戦力まさに巨大。この旭化成Aにパーク24、そして日本中央競馬会を加えた3チームが優勝圏内と目される。

パーク24は小川雄勢と松村颯祐の重量級タイトルホルダー2人に、増山香補と田嶋剛希の充実90kg級コンビ、さらにこちらも好調の81kg級小原拳哉と勢いのある選手を並べた強力布陣。日本中央競馬会はポイントゲッターの影浦心とベイカー茉秋、全日本選手権ベスト8の一色勇輝を押し立てて大会連覇を狙う。

シニアカテゴリでは強化選手が階級またぎで戦うレギュレーションは珍しく、今大会は全日本選手権なみの豪華カードが続出。序盤から目の離せない戦いが続いた。

まずはベスト4決定まで、全試合を簡単に追いかけてみたい。

※エントリー12チーム、体重無差別、試合ごとの選手入れ替え可

1回戦

旭化成B ②-2 日本エースサポート
(先)正木聖悟△優勢[僅差]〇関根聖隆
(次)山本悠司〇反則[指導3](3:22)△野上廉太郎
(中)羽田野竜輝×引分×上野翔平
(副)川田修平〇大外巻込(1:58)△中島大貴
(大)笹谷健△優勢[技有・大内刈]〇安達健太

旭化成Bの副将川田修平が中島大貴から大外巻込「一本」
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