大会日時:2025(R7)年11月2日 会場:千葉ポートアリーナ
取材・文:古田英毅・eJudo編集部 写真:乾晋也・青木久雄・知念駿太・丸山剛史
準決勝まで

トーナメントの出だしは波乱含み。第1シードの近藤美月(東海大3年)が欠場。そして、全日本学生体重別選手権を獲って復活基調に乗ったと思われていたV候補・宮木果乃(日本大3年)が早々に姿を消した。1回戦は朝田結衣(近畿大3年)からGS延長戦1分49秒左背負投から逆側に抜け落として得た「有効」で勝利も、2回戦で畑山凜(明治国際医療大2年)に苦杯。ケンカ四つの相手を圧し、左体落動作で振り、膝を着かせ、ぶらさがる相手を引きずり、それでも立たないとみるや腹を出し、相手の頭を腰にくっつけたまま前に出て圧したが、ここに落とし穴。膝を着いたまま次第に頭を上げた相手がこの前進に合わせて右一本背負投。「寝から立ち」の間隙を突いたこの技は「有効」となる。以後は猛攻も、偽装攻撃の「指導」1つを押し付けたのみで4分間が終わってしまった。
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