【更新終了】日本代表勝ち上がり速報・リアルタイム戦評/グランドスラム・トビリシ2022

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グランドスラム・トビリシ

日時:2022(R4)年6月3日~5日
会場:オリンピック・スポーツパレス (ジョージア・トビリシ)

60kg級 

古賀玄暉(旭化成) 3位

【2回戦】
古賀玄暉〇送襟絞(2:39)△カナト・セイルハン(カザフスタン)
ともに右組みの相四つ。古賀引き手で袖、釣り手で片襟を差す形を基本に、相手の組み手がうるさいとみるやほぼすべて一手目で片襟を差して試合を作るようになる。片襟を握った釣り手を激しく振り立てながら出足払、相手が崩れると横三角と良い動きで攻める。古賀が両袖から左小内刈で攻めると、セイルハン場外に向かって両手を離しての袖釣込腰で展開を切って、57秒「指導」。古賀は変わらず片襟を振り立て、この形から袖を掴んでの左出足払で大きく崩した1分38秒、セイルハンに消極的試合姿勢の「指導」。セイルハン一計を案じ左にスイッチして左で背中を叩き、左大内刈から左小内刈と繋ぐが古賀は反時計回りに捩じり転がし、背中について送襟絞。ややあってセイルハン「参った」。

【準々決勝】
古賀玄暉△反則[指導3](3:50)○テムル・ノザゼ(ジョージア)
ともに右組みの相四つ。6秒、ファーストタッチで場外に出てしまったノザゼに「指導」。奮起したノザゼ釣り手をクロスに入れながら右小内巻込、古賀がずるりと滑るといったん背中について押し、すぐさま正対しながら再び釣り手クロスの右小内巻込。古賀なんとか逃れて「待て」。ノザゼはこの弾けるような右小内巻込、そして回旋を利かせた支釣込足を次々打ち込み、手が付けられない勢い。40秒古賀に首抜きの「指導」。以後もノザゼ右小内巻込で猛攻も、古賀釣り手クロスの引込返に左への肩車、片襟を掴んでの右大外刈、片襟の右背負投と粘り強く打ち込んで少しづつ相手の勢いを削ぐ。しかし横変形の組み合いから場外に引込返を仕掛けた2分32秒に、場外で2つ目の「指導」を負ってしまう。再び勢いづいたノザゼは走り込むような支釣込足を数度、古賀は浮落で対応し、再びペースを掴まんとする。しかし残り20秒を切ったところから、少し下がって組み手を外すノザゼと互いに組み合わない形になってしまい、3分50秒に主審が「待て」。両者に消極的試合姿勢の「指導」を宣し、反則累積差3-2でノザゼの勝利が決まった。

【敗者復活戦】
古賀玄暉〇崩上四方固(1:50)△アイベク・オミロフ(トルクメニスタン)
古賀が右、オミロフ左組みのケンカ四つ。古賀前技フェイントの右出足払に左への肩車と攻め、崩れた相手を横三角に捉え掛ける。これは回した後の決めの段階でロックが外れてしまったがが、手ごたえを得た模様。古賀1分過ぎからの展開で右大内刈で崩すと、迷わず踵を腋下に突っ込んで横三角。右腕を抱えて抑え込みの宣告を貰い「一本」。

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