【eJudo’s EYE】「執念」「抱き勝負」「丸山城志郎の影」、そして「王者の再生」。熱過ぎた66kg級の戦いを読み解く/グランドスラム東京2025男子66kg級「評」

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

過去イチ面白かった「GS東京2025」

66kg級開始直前。日本人対決のレベルの高さが、今大会の面白さを支えた。

まずもって。グランドスラム東京2025は物凄く面白かった。世界大会以外でこんなに楽しめるコンテンツがあっていいのか。ワールドツアーを見込んでいる人であればあるほど、興奮度高かったはず。今年度14回実施されたワールドツアー(※GSおよびGP)であるが、ここまで「達する」大会は滅多にない。GS東京史で言えば、ワールドツアーシステムに旧嘉納杯国際大会をはめ込む形で創設された2009年以降、おそらく今年が「過去イチ」。筆者は2日連続「JUDO TV」と「Tver」でフルタイム実況解説、おそらく2日合計で15時間以上喋ったと思うのだが、試合中は長さをまったく感じなかった。そのくらい、滅茶苦茶面白かった。

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