【eJudo’s EYE】総評・日本代表選手4名採点表/グランドスラム・トビリシ2022

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文責:古田英毅

Text by Hideki Furuta

ラシャ・シャフダトゥアシヴィリの勝利に揺れる会場

グランドスラム・トビリシ2022、日本代表選手4名の採点表をお届けさせていただく。例によって最大の基準は、己の持てる力をきちんと発揮できたかどうか。

先んじて簡単に総評を。男子で5階級を制したジョージア勢の活躍、そして突如現れおそらく今後頂点争いの一角を占めることになるであろう女子57kg級の勝者ホ・ミミに、81kg級決勝でタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)を投げたイ・ジョンファンら韓国新世代の活躍、と語り始めればどこまでも語れてしまう面白い大会だったのだが、わけても印象的だったのはやはり観客席だ。

実は、グランドスラム・テルアビブでも観客席が面白かったと書いたばかりなのだが、今季はGSテルアビブ、GSパリ、そして全日本柔道選手権にこのGSトビリシと、観客席の盛り上がりが目立つ大会が続いている。そしてどの会場も、微妙に盛り上がるポイントが違うのが面白い。民族によって美意識が違うということなのだろうか。観客席の盛り上がりポイントを書き出すことはそのまま大会の様相の活写に繋がる、と考え、この視点から少々続けさせていただく。

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