【更新終了】日本代表リアルタイム戦評・決勝ラウンド結果速報/グランドスラム・ハンガリー2022

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第1日(7月8日)

戦評:古田英毅

男子60kg級

決勝ラウンド

【3位決定戦】
ホマン・ヴァラディエ=ピカール(フランス)○背負投(2:26)△バウイルジャン・ナルバエフ(カザフスタン)
テムル・ノザゼ(ジョージア)〇合技[外巻込・大内刈](3:01)△エンフタイワン・スミヤバザル(モンゴル)

【決勝】
ヨーレ・フェルストラーテン(ベルギー)〇GS技有・小外刈(GS0:21)△ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)

男子66kg級

阿部一二三(パーク24) 優勝

【2回戦】阿部一二三○袖釣込腰(1:22)△シュエ・ジヤン(中国)
阿部が右、シュエが左組みのケンカ四つ。阿部は引き手の袖確保を軸に素早い進退。両袖を得ると右出足払で一瞬相手の動きを止め、間を置かずに打点の高い右袖釣込腰。高く担ぎ上げ、腰の上で身を切った相手を左側に叩き落して「一本」。

【3回戦】阿部一二三〇大外刈(1:57)△イブラヒム・アリエフ(アゼルバイジャン)
阿部が右、アリエフ左組みのケンカ四つ。阿部は袖の把持が早く、片手交換で「引き手一本」を残す上手さも際立つ。アリエフの釣り手奥襟狙いも一瞬の動きで外しては袖を捕まえ、危なげない。32秒には引き手袖、釣り手前襟からの右背負投で押し込み転がす。一瞬止まってしまったゆえポイントにはならなかったが、阿部としては珍しい技。進化の跡が窺える。組み負けたアリエフが突進、一瞬場外に出てしまった動作に1分24秒「指導」を貰うが、続く展開では一瞬で釣り手で袖を得ると、引き手で袖を得ながら両袖の右大外刈。見事決まって「一本」。

【準々決勝】阿部一二三○GS反則[指導3](GS0:57)△ガンボルド・ヘルレン(モンゴル)
右相四つ。本来密着が得てのガンボルドだが、徹底的に組み合うことを嫌い、己のみが一方的に持つワンチャンスに掛ける。阿部が持ちに行き、ガンボルドが切る絵が続くが24秒双方に「取り組まない」咎の「指導」。阿部が相手の袖を切り、新ルールに従ってすぐさま襲い掛かるとガンボルドはその分退いて持たせず。1分2秒主審が阿部に「指導」も、これは15秒経過したところで取り消される。業を煮やした阿部は片手の右袖釣込腰、相手のクロス組み手をそのまま片手の右背負投といずれも立って担ぐ技で強引に攻める。3分10秒ガンボルドに消極的試合姿勢の「指導2」。ガンボルド時折釣り手あるいは引き手で背中を掴んで出て来るが、阿部は動ぜず。大内刈で弾き返す。GS延長戦に入るとガンボルドががっくり疲労。阿部は片手の袖釣込腰に釣り手で袖を掴んでの押し込みで立て続けに潰す。さらに両手で右腕を捉えての右大外落を崩し、続いて釣り手を背中に落としてはたき込み潰す。主審これまでと見てガンボルドに消極的試合姿勢の「指導3」。

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