【eJudo’s EYE】「それでも勝者は阿部一二三、『線』で解釈すべき武岡戦の様相と結末」/バクー世界柔道選手権2026 第2日男子「評」

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世界選手権デイリーレビュー、今日も作業に使える時間は1時間半。毎日アップこそがマストと定めて、メモのつもりでアップしていく。当然整理が甘く、舌足らずで説得力に欠ける部分も出てくるとは思うが、毎日出すことが大事と割り切らせて頂く。乱文ご容赦ありたい。

文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

「偽装攻撃」撲滅作戦、観察対象少なき今日の結論は「要観察」

武岡毅の背負投。この階級はそもそも「掛け切る」タイプばかりだった。

まず、初日にトップトピックとしてお伝えした「偽装攻撃」を厳格に取る、審判の新傾向について。競技世界の様相をまったく変える(ポジティブな方向に、だと個人的には思う)この運用の2日目についてだ。

公式スタッツを見ると、第2日の「偽装攻撃」(False Attack)は、「消極的試合姿勢」(Non-Combativity)に次ぐ2番目の多さで、計53回。反則全体の23.35%だった。前日はこの反則がもっとも多く、80回。反則全体の36.53%だった。宣告回数で言えば初日の約3分の2ということになる。減った。

実況解説をしながら「取りませんね?」「昨日なら完全に反則でしたね?」と訝るシーンも当然それなりにあったわけだが、初日の“取りまくり”は幻だったわけではない。試合後手元のメモや映像を見返して検証し直すと、単に「取らなくなった」「いきなり傾向が戻った」だけでは括れないものがある。「取った」シーンは、むしろ普段のワールドツアーと比べると、やはり厳しい。どう考えるべきか。

これは2日目の前半戦、解説の中村美里さんと交わした「傾向を見ようにも、そもそもまだ、選手が掛け潰れるシーン自体がほとんどありませんね?」という会話が芯を食っていると思う。

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