取材:古田英毅・eJudo編集部
写真:乾晋也、辺見真也
20歳以下で体重別日本一を争う全日本ジュニア柔道体重別選手権大会は最終日の11日、埼玉県立武道館(上尾市)で男子7階級の競技を行った。この日は高校生が健闘、今期のインターハイ王者が4階級で優勝した。
100kg級はインターハイ2連覇、昨年度大会2位の新井道大(埼玉栄高3年)が徹底マークを跳ね除けて優勝。中川凱斗(神戸国際大附高3年)を内股「一本」、佐井川陽舜(法政大2年)を大外返「一本」、濵田哲太(日本大1年)を内股と後袈裟固の合技「一本」で破って決勝進出。決勝はケンカ四つの平見陸(天理大1年)を相手に得意の左内股をことごとく受けられたが、GS延長戦に「大内刈で起こして内股に踏み込む」それまでのパターンを微調整、大内刈で起こすとさらに一段後隅に刈り込んで「技有」確保。錚々たるメンバーを全員投げで突破、見事優勝を成し遂げた。
表彰式を終えると「今年も2位で終わったら、成長していないことになってしまう。インターハイ以上にこの大会に掛けて来た」と思わず目に涙。「次は講道館杯で優勝を狙う」と力強く語っていた。
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