階級概況
世界選手権で2度の優勝歴を持つニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)が100kg級に階級を変更。長く上位を守ってきた2015年世界王者のガク・ドンハン(韓国)は五輪以来国際大会に姿を見せておらず、アクセル・クレルジェ(フランス)も今年2月のグランドスラム・パリに出場(1回戦敗退)したのみで今大会は不参加。ミハイル・イゴルニコフ(ロシア)もロシアのウクライナ侵攻のため国際大会への復帰の目処が立っていない。極めて層が厚い階級ではあるが、さすがに一段レベルが下がった印象は否めない。
優勝候補は東京五輪金メダリストのラシャ・ベカウリ(ジョージア)。長く休養状態にあったが先日のヨーロッパオープン・オーバーヴァルト(9月4日~5日)で突如復帰し、全試合一本勝ちで優勝を攫っている。対戦相手に一線級がいなかったゆえもっかの力の最高値は測りがたいのだが、動きを見る限り決してコンディションは悪くない様子。勝ちが見込める状態まで作り込んで来ていると判断し、今回は優勝候補にピックアップさせていただいた。
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