【レポート】2年生山科雄也が初優勝、気風の良い柔道で混戦階級制す/2022年度全日本学生柔道体重別選手権大会・男子60kg級

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取材・文:古田英毅
写真:乾晋也・辺見真也

【準決勝まで】

本命なき混戦階級。全7階級通じてもっとも様相が読みがたかったこのトーナメントを決勝まで勝ち上がったのは、伊藤海央音(東海大2年)山科雄也(山梨学院大2年)の2人。

準々決勝、伊藤海央音が山本蒼良から得意の裏投で2つ目の「技有」

伊藤は東海大札幌高出身、今年2月の全日本学生柔道Winter Challenge Tournament(旧「体育系大会」)で2位入賞を果たしている新鋭。東京学生体重別選手権で3位入賞を果たして今大会に乗り込むこととなった。この日は楠怜二(清和大3年)にGS延長戦2分0秒肩車「技有」で勝利して大会をスタート。2回戦は竹長政弥(岡山商科大2年)にGS延長戦35秒裏投「一本」。勝負どころの3回戦は宮部真臣(國學院大1年)と「技有」を取り合う激戦となったが、GS延長戦14秒内股と隅返の合技「一本」で勝利を決める。準々決勝は関東学生体重別選手権を制している山本蒼良(国際武道大4年)に3分20秒隅返と裏投の合技「一本」で快勝。佐藤優磨(専修大3年)との準決勝も得意の裏投で展開を掴み、1分55秒、2分52秒、3分31秒と一方的に反則を押し付けて山場を作らせぬまま終了。「指導」差3-0の圧勝で決勝に駒を進めることとなった。

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