第2日リアルタイム戦評(男子66kg級、女子52kg級)/タシケント世界柔道選手権2022

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阿部一二三と丸山城志郎による決勝戦

男子66kg級 阿部一二三(パーク24) 優勝

【2回戦】阿部一二三〇合技[外巻込・後袈裟固](0:52)△ルーカス・サハ(フィンランド)

阿部一二三がルーカス・サハから外巻込「技有」

阿部、「はじめ」が掛かるなり突進。組みつくと同時に右小外刈を入れるとサハ大きく崩れて膝を屈する。続く展開もまったく同じ、阿部は寄ると同時に右小外刈。手を前に伸ばした瞬間潰されたサハは、阿部に近づくことすら許されない体。阿部、続いて引き手で袖を一方的に掴むと、片襟の右背負投、同じく片襟の右背負投と2度陽動。同じ動きから一転次は右外巻込に飛び込む。サハは為すすべなく一回転「技有」。阿部はすぐさま後袈裟固に抑え込み合技「一本」。
 
足技の利き、組み手、そして背負投を晒しての外巻込への連絡という新境地、さらに互いの体勢に対して的確な抑込技の選択。強さも上積みも見せた、完璧な一番だった。

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