取材:古田英毅・eJudo編集部
写真:乾晋也、辺見真也
日本で行われる唯一のワールドツアー大会・グランドスラム東京2022。最終日の4日は男女それぞれ4階級ずつの競技が行われた。
男子100kg超級は太田彪雅(旭化成)が全試合一本勝ちで優勝。この日はヴィト・ドラギッチ(スロベニア)を体落「一本」、ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)を内股「一本」と実力者2人を投げて仕留める良いスタート。準決勝は対戦相手のルカシュ・クルパレク(チェコ)が棄権し、不戦勝ちで決勝進出。迎えた影浦心(日本中央競馬会)との決勝は、GS延長戦50秒過ぎにこれまで前襟を持っていた釣り手を上から降らせ、肩越しに帯を掴む大胆な作戦変更。影浦が横抱きで応じると、引き手で首を抱きながら右大内刈。斜めから入り、正対して大きく刈り込んだこの一撃で、豪快「一本」。みごと優勝を決めた。太田のワールドツアー大会勝利は2018年3月のグランドスラム・エカテリンブルク以来約4年半ぶり。
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