【階級概況・勢力図】進化止まらぬ阿部詩が突出、ブシャーとクラスニキが追いすがる/ドーハ世界柔道選手権・女子52kg級

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階級概況

阿部詩

優勝候補は、2017年から世界大会を4大会連続(2020年は開催なし、五輪と同年の世界選手権は欠場)で制している絶対王者・阿部詩(パーク24)。東京五輪後に両肩を手術、長年痛みと可動域の制限に費やしていたリソースを「柔道自体に振り向けられるようになった」とのこと。これで強くならないわけがない。本人曰く「今(の強さ)は、東京五輪と比べると120パーセントくらい」とのこと。技術面でも前襟を持っての進退に担ぎ技、足技(特に大外刈)、肩車と順調に幅を広げており、隙を見出しがたい。力のある選手の多い激戦区だが、その中にあっても明らかに頭一つ抜けた存在と言ってよいだろう。

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