【階級概況・勢力図】V候補6名が激戦も「中立選手団」登場で様相一変、最有力はタイマゾワ/ドーハ世界柔道選手権・女子70kg級

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階級概況

混戦期経てトップグループの陣容ほぼ固まる

世界選手権2連覇中のバルバラ・マティッチ

57kg級に次ぐ激戦階級。トップグループは6名と規定したい。面子はバルバラ・マティッチ(クロアチア)、新添左季(自衛隊体育学校)、マリー=イヴ・ガイ(フランス)、サンネ・ファンダイク(オランダ)、ミヘイラ・ポレレス(ドイツ)、マディーナ・タイマゾワ(中立選手団)。

その下には、ミリアム・ブートケライト(ドイツ)、キム・ポリング(オランダ)、エリザヴェト・テルツィドゥ(ギリシャ)らワールドツアー上位常連の選手で構成された、分厚い上位グループが鎮座する。新井千鶴の引退などを受けて東京五輪後に一時弱体化したこの階級だが、パリ五輪を前に上位の生態系がしっかり出来上がりつつあるという印象だ。

この階級のトップ、そして上位層には柔道が大味な選手が多い。ゆえにトーナメントはどの大会も荒れがち。女子に混戦と形容される階級多かれど、これがトップ層にまで及ぶ階級となると珍しい。「混戦」度合いでいえば女子全階級でナンバーワンと言ってよいだろう。

トップグループ6名がV争い、最有力は土壇場でエントリーのタイマゾワ

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