【階級概況・勢力図】本命はベッランディ、濵田とチュメオが対抗馬/ドーハ世界柔道選手権・女子78kg級

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階級概況

アリーチェ・ベッランディ

世界王者3名欠場、金メダルの本命はベッランディ

優勝候補のトップグループのうち、現役世界王者のマイラ・アギアール(ブラジル)、東京五輪銀メダリストのマドレーヌ・マロンガ(フランス)、2021年ハンガリー世界選手権王者のアナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)の3人が欠場。大会開始前の時点で主役級がごっそりと抜けることとなった。

優勝候補は3名。東京五輪金メダリストの濵田尚里(自衛隊体育学校)、昨年のワールドマスターズ王者のアリーチェ・ベッランディ(イタリア)、そして昨年後半から調子を上げている2011年パリ世界選手権王者のオドレイ・チュメオ(フランス)だ。最近の戦いぶりを見る限り、いずれも他から頭一つ抜けた力を持っていると考えてよいだろう。

本命はベッランディ。昨年7月のグランドスラム・ハンガリー以降、世界選手権を挟んでワールドツアー5大会連続で決勝に進出、そのうちワールドマスターズを含む4大会で優勝と、乗りに乗っている。武器は身体能力の高さとスピード。状況に応じて遠間からの担ぎ技と接近しての力勝負のモードを使い分ける。本格ブレイク後に2敗と比較的苦手としているヴァグナーが不在であることもあり、順当ならばこの選手が優勝する可能性が高い。

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