【eJudo’s EYE】決勝は「敵失合戦」、結末の美しさ欠けた大会をどう捉えるか/ドーハ世界柔道選手権2023・男女混合団体戦「評」②

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文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

6連覇を決めた日本チーム

既に「評①」で書かせて頂いた通り、かつての「男子の強国」ジョージアが銅メダルを獲得したことが2023年世界選手権男女混合団体戦のファーストトピック。2023年大会はこのレギュレーションの成功が目に見える形で示された、歴史的な節目となった。似た文脈から、5位入賞を果たしたモロッコの健闘も印象的だった。

一方で大会全体を見やれば、興行として決して最高のものではなかった。少なくとも決勝はあまり美しいドラマではなかった。その決勝のインプレッションからスタートしたい。

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