インターハイ直前インタビュー、もうお一方、男子団体戦でV候補に挙がる東海大相模高の水落健太監督に話をお聞きした。3月の全国高校選手権と7月の金鷲旗はいずれも決勝で国士舘高に苦杯。あと1つの「指導」、あと僅かの我慢の差で惜敗したあの金鷲旗決勝から2週間、選手はどう立ち直り、最後の戦いに挑むのか。語られた熱い思い、ぜひご一読願いたい。
聞き手:古田英毅
※インタビューは8月3日(木)に行われました。
東海大相模高・水落健太監督「この代、このインターハイで最高の結果を残したい。日本一になるために北海道に乗り込む」
―― 金鷲旗大会では惜しくも準優勝。あれから、今日までのチームについて。
あの日、負けて、学校の寮に着いたのが夜10時ごろ。試合で疲れてクタクタな中、駅から重い荷物を引いて、敢えて歩いて、寮までたどり着きました。全員汗だく、本当に辛かったと思いますが、クタクタの中歩き続けたあの時間で、より悔しさを強く感じて、それを「次こそは」というエネルギーに換えて欲しかった。そして、寮に着いたところで少し話をしました。まずは準優勝は素晴らしいことだ、よく戦い切った、よく頑張ったということ。そして、でも自分たちは「東海大相模」なんだ、相模が目指すべき、自分たちが目指すのは優勝しかないんだと話しました。負けたからといって、やってきたことが間違っているわけではないし、努力が無駄になったわけでもない。決勝で川端選手を引っ張り出すことは出来ませんでしたが、春より確実に差は縮まっていますし、自分たちの力も付いている。やって来たことは認めつつ、負けたことをエネルギーに換えて欲しかった。インターハイまでの2週間は、あの夜がスタートでした。
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