48kg級 稲垣若菜(桐蔭横浜大)
いままでで一番勝ちたいという気持ちが強かった大会。優勝しか考えていませんでしたし、本当にうれしいです。決勝の相手は過去3試合やって全部勝っています。警戒していた寝技に嵌ってしまいましたが、取り返せる自信はありました。抑え込まれている時は「逃げられる」と信じて逃げて、その後も焦らず、絶対時間内に取り返すというつもりで頑張りました。これまで試合を想定して、苦しいところであと1つ頑張る練習、追い込む練習をして来ました。楽しい練習ではまったくなく、辛いんですけど、勝つための練習です。これが「取り返せる」という自信にも繋がりましたし、実際に取ることが出来た。練習が生きたと思います。「技有」を取った袖釣込腰は狙っているというよりも体が動いたという感じ。技術をしっかり練習して来ましたが、決勝は「考えずに自分の体に任せてみよう」という気持ちになれました。結果的には良かったと思います。
(―大会全体を通じて)初戦でGS延長戦になってしまう危ない試合がありましたが、そのあとは体が良く動きました。1つの鋭い技というよりは背負投、足技と色々な技で戦うのが自分おスタイル。あまり投げられないことが取柄かなと思います(笑)。(―顔は、試合でぶつけた?) 1週間前の練習でおでこ同士がぶつかってしまった。たんこぶが出来て、それが引いて血が降りてきてしまって、なんか「病んでる人」みたいになってしまいました(笑)。色は引いていたんですけど、試合中に何度かぶつかって濃くなってしまい、鏡で見て「やばい人だ」と(笑)。(―次の目標は)尼崎の団体戦では自分がポイントゲッターになれるように頑張ります。講道館杯は、この優勝で自信を持って戦える。1つでも上を目指します。
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