【プレビュー】近藤美月筆頭に48kg級は強豪ずらり、激戦無差別のV候補は朝原寿天良/第44回全国高等学校柔道選手権・女子個人試合5階級展望

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48kg級 大会屈指のハイレベル階級、V候補筆頭は近藤美月

インターハイを制した近藤美月

全国大会の上位選手が多く残ったハイレベル階級。昨夏のインターハイ王者の近藤美月(佐賀商高)と同2位の宮木果乃(修徳高)、同3位の足立美翔(比叡山高)、そして昨年の全日本ジュニア選手権で3位を獲得した伊藤南風 (佐久長聖高)が四つ角シードに配された。第1シードは上位カテゴリであるジュニア(20歳以下)で結果を残した伊藤。この4人以外で上位進出の可能性が高いと予想されるのは、昨年のインターハイでともに5位の朝田結衣(京都文教高)、宮原青海(大成高)、2019年全国中学校大会44kg級2位の高田穂乃佳(創志学園高)。

優勝候補の筆頭は近藤。体の強さを生かした豪快な腰技が持ち味、軽量級選手らしからぬ爆発力があるスター候補だ。配置は第2シード、順当ならば準決勝で第3シードの宮木の対戦となるはずだ。インターハイ決勝の対戦では宮木が担ぎ技で展開を積むも、近藤が大外返「一本」で勝負をひっくり返して優勝を決めている。宮木の担ぎ技も一級品、独特の間合いを持っており取り味は十分。腰技系の近藤、担ぎ技の宮木。いずれが勝つにしても投げによる決着が濃厚。必見の一番だ。

宮木果乃。インターハイでは決勝で近藤と矛を交えた
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