日本代表選手:髙藤直寿(パーク24)、永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)、樋口裕大(大阪府警察)、中村太樹(国士舘大3年)
パリ五輪代表選手がまだ決まっていない。強化サイドはかねてより幾度も「基本的にはこの大会で決めたい」旨語っており、このグランドスラム東京の後に内定が打たれる可能性が高い。この階級のみどころはずばり、髙藤直寿と永山竜樹の「最後の戦い」にあると言っていいだろう。
東京五輪で金メダルを取り、世界選手権で優勝4度、選考対象期間の2022年タシケント世界選手権も優勝している髙藤が実績では大きくリード。一方永山は五輪後世界選手権の出場自体がなく早い段階で髙藤の内定が打たれてもおかしくない状況だったが、5月のドーハ世界選手権における髙藤のメダル逸(5位)と、同時派遣された8月のワールドマスターズでの永山の優勝(髙藤は3位)という直近の成績を受けて、代表決めはここまで引き伸ばされてきた。勝ってすっきり内定を取りたい髙藤、直接対決の勝利と優勝に望みを掛ける永山というのが現在の状況の整理だ。
スポンサーリンク