日本代表選手:阿部詩(パーク24)、神谷鈴(龍谷大3年)
東京五輪で金メダル、世界選手権でも4度優勝の絶対王者・阿部詩が今年もグランドスラム東京に参戦。パリ五輪を控えた難しい時期だが、本番前に母国・日本のファンの前にその勇姿を見せてくれる。
阿部の凄さは「何でも出来るようになりたい」(本人)という、技術への貪欲さ。ご存じの通り両袖の袖釣込腰や背中を持っての内股がもともとの得意技だが、近年は釣り手前襟の右大外刈や背負投、足技、「腕緘返し」を中心とした寝技と、戦型・フィニッシュホールドともあらゆる方向に角を出してますます隙がなくなっている。もちろんそのゴールは豪快極まりない「一本」。今大会も阿部らしく隙のない試合運び、そして鮮やかな「一本」に期待したい。
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